【叡王戦】藤井叡王、昼食の「ぽんきし」選択は3期連続3回目 伊藤七段との第1局は中盤の入り口へ

[ 2024年4月7日 12:44 ]

藤井聡太叡王、伊藤匠七段が注文した昼食「名物ぽんきし膳」(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 藤井聡太叡王(21)=王将を含む8冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第9期叡王戦5番勝負第1局は7日午前9時、名古屋市の料亭「か茂免」で始まり、戦型は角換わり腰掛け銀へ進んだ。正午、昼食休憩に入り、昼食メニューは両者「名物ぽんきし膳」を選択した。

 ぽんきしは、きしめんに煮込んだスッポンや九条ネギをのせた特製メニューで、藤井は前日会見で「2回こちらの対局でいただいた。とてもおいしかったのを覚えている」と回想。対局の昼食に選択するかどうかは「メニューを見てから考えたい」と答えを保留していたが、か茂免対局では3期連続3回目。落ち着くところへ落ち着いた。

 全8冠中、唯一の持ち時間4時間、チェスクロック方式での対局。1分未満切り捨てのストップウォッチと違い、秒単位も加算されるチェスクロックは時間消費が早い。

 局面は囲いに収まった藤井王に対し、伊藤は右王を選択し、その頭上へ藤井が本来守り駒の銀を進出させ、中盤の入り口へさしかかっている。早くも山場といった局面を迎え、食べ物がエネルギーに変わりやすい炭水化物は理想のメニューと言えた。
 昼食休憩までの消費時間は藤井が1時間17分、伊藤は1時間41分。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年4月7日のニュース