ガーシー被告2回目公判 母は被告からの入金認めるも「生活費みたいな感じで入っていた」

[ 2023年10月30日 15:18 ]

<東谷被告公判>東京地裁を後にするガーシー被告(左)とカウアン・オカモト氏(右)。画像は一部加工(撮影・島崎忠彦)
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 俳優の綾野剛(41)らをYouTubeで脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要、証人威迫など5つの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)の2回目の公判が30日、東京地裁で開かれ、証人として母親が出廷した。

 ガーシー被告は6月4日に逮捕され、9月20日の初公判では、起訴内容について「間違いありません」と述べ謝罪。弁護側は常習性はないとして一部否認の姿勢を示した。一方、検察側は「(被告は)自己中心的で狂ってる」などという綾野の供述内容を朗読していた。

 この日の公判に弁護側の証人として出廷した被告の母は、被告の人柄について「おおらかで優しい子。うそをつくような子ではない。家族に怒ったことは一度もありません」と証言。それだけに、YouTube動画などで怒っている姿を見て驚いたといい、「驚きました。あんなに烈火のごとく怒っている息子を見たのは初めてなので、見てすぐに“ふた”をしてしまった」と、動画を見るのを途中でやめてしまうほどだったとした。

 脅迫の起訴内容については「知ってましたが、許されることではないので反省してほしい」と、素直に反省を求めていた。

 ガーシー被告は一時、ドバイに生活の拠点を移し、逮捕状が取られてもすぐには帰国しなかった。母は「(帰国するように)何回か言いました。“考えておく”と言うにとどまった」と述べた。

 今年3月には、兵庫県伊丹市にあるガーシー被告の実家が家宅捜索された。検察側からの質問では、被告名義で母にまとまった金が振り込まれたことを問われたが、母は「それはなかった」と証言した。一方で、「4、5、6月もしくは6、7回くらい振り込まれてないですか?」と問われると、「それは生活費みたいな感じで入っていた」との認識を示し、「仕事をしているので、不思議とは思わなかった」と述べた。

 起訴状によると、ガーシー被告は昨年2~9月、YouTubeで綾野ら4人を脅迫したなどとしている。今年2月には、綾野ら2人の告訴状を取り下げさせようと考え、インスタグラムなどで脅したとされる。

 《経過》
 ▼2022年2月中旬 YouTubeチャンネルを開設
 ▼7月10日 参院選比例代表で初当選
 ▼12月24日 動画投稿サイトで芸能人らを脅迫するなどしたとの告訴を受け、警視庁が任意の事情聴取を要請
 ▼23年3月15日 参院本会議で除名
 ▼16日 警視庁が暴力行為法違反容疑などで逮捕状を取得
 ▼4月13日 国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配
 ▼6月4日 滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から帰国し、警視庁が逮捕
 ▼24日 証人威迫容疑で警視庁が再逮捕
 ▼8月30日 弁護側による3度目の保釈請求却下
 ▼9月19日 東京地裁の初公判で起訴内容について「間違いありません」と発言

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