京大大学院・藤井聡教授「金あるのに国民に対する愛がまったくない」4万円減税の岸田政権を痛烈批判

[ 2023年10月30日 15:12 ]

藤井聡氏
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 安倍内閣で内閣官房参与を務めた京大大学院の藤井聡教授が、28日放送のABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)に出演。岸田文雄首相が物価高の家計への影響を和らげるため、所得税と住民税の減税を来年6月から実施すると表明したことに言及した。

 岸田首相は26日に子どもなどの扶養家族を含め、1人当たり合計4万円の所得税と住民税の減税を来年6月から実施すると表明。所得税と住民税が課税されない低所得世帯への給付は1世帯7万円とし、減税に先行して年内に始める。

 藤井氏は「1年限定ってところがミソで、岸田さんは給付金やったらちょろっと配るかもしれないけど、減税は絶対しないだろうってことで“増税メガネ”と言われていた。一般に言われてるのは、それに怒って“俺だってできるんだよ”って財務省と調整して、この案になった」と推察した上で「この案見て、減税って思わないでしょ?給付金4万配るってだけ。配り方が税システムを使って配るだけ」とバッサリと切り捨てた。

 そして「実際に1年やからそうなんです。減税って普通、一定期間、状況が良くなるまで減税する。でもそれをやったらほんまに減税になってしまうから、“給付金やったら許したる”って(財務省から)言われたから、これにしたんやと思います」と断言した。

 ほんこんも「消費減税した方が平等」と続くと、藤井氏は「まったくその通り。還元になってない。単なる給付金。どう考えても減税は絶対やらない“増税メガネ”って皆、思ってますよ」と痛烈に批判。そもそも税収が3年連続で過去最大になっていることにも触れ「簡単に言うと、岸田さんは金あるのに国民に対する愛がまったくない」と言い切った。

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