「BUCK―TICK」櫻井敦司さんの命奪った脳幹出血とは 医学博士・森田豊氏「短時間で危険な状態に」

[ 2023年10月25日 05:15 ]

BUCK-TICKボーカルの櫻井敦司(1987年12月11日撮影)

 脳幹は、脳の中央下部の中脳・橋・延髄で構成される。呼吸や血圧をつかさどり、生命維持に非常に重要な部位となる。

 脳出血の患者の約1割が脳幹出血。医療ジャーナリストで医学博士の森田豊氏は「脳幹は体積は小さいが非常に重要な部位。ほんの少しの出血量でも、短時間で危険な状態になる」と説明。脳出血の中でも生存率が低い。発生の症状は、頭痛、目まい、吐き気などだが「時間的にも部位的にも手術が難しく、発生後、手術ができるのはまれ」と指摘した。

 一般的には、高血圧、運動不足、ストレス、喫煙、食生活の乱れなどがリスクとなる。櫻井さんは50代だったが「血管の老化は40歳以上から始まる。50代での脳出血も珍しくはなく、注意が必要」という。

 また、櫻井さんはライブ中に発症したが、森田氏は「ライブ中は交感神経が高ぶり、血圧があがるので、それも影響したのかもしれません」と分析した。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年10月25日のニュース