阿川泰子　文学座同期・松田優作さんの忘れられない一言「今から考えると、自分の死期を予測して…」

阿川泰子（2005年撮影）
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　ジャズシンガーの阿川泰子（71）が、1日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ　1時間スペシャル」（後10・00）にVTR出演し、前身番組の「オシャレ30・30」での思い出を語った。

　この日は、「30・30」でMCを務めたフリーアナウンサー古舘伊知郎がゲスト出演。長年、コンビを組んでいた阿川が裏話を披露した。

　1989年には、俳優の故・松田優作さんがゲスト出演。普段はトーク番組にほとんど出なかった松田さんだが、阿川が文学座時代の同期だったこともあり、出演が実現した。当時のVTRから、松田さんが阿川と飲んだ思い出を語る中で「一番きれいだったからね」とさらっと言ってのけるシーンなどが流された。

　松田さんががんで死去したのは、放送からわずか3カ月後だった。阿川は「それからすごい短期間で亡くなったので、すごくショックで」と明かした。「出演した時にちょっと謎めいたことがあって。（松田さんが）“みんなに会っておかないとね”って言ったんですよ。それがすごく不思議で。今から考えると、自分の死期を予測していて、“みんな会えるうちに会っておかなくちゃね”って言ったみたいで。鳥肌が立ってしまいました」と、今は亡き友への思いを語っていた。