松原耕二キャスター NHKのジャニーズ性加害への対応に「何よりまず自ら検証することが大事」

[ 2023年10月1日 18:33 ]

東京・赤坂のTBS
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 TBSの松原耕二キャスターが1日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所に対するNHKの対応についてコメントした。

 9月27日に行われたNHKの定例会見では、稲葉延雄会長がジャニーズ事務所所属タレントの今後の番組起用について「契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演いたしますが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わない」と明言。大みそかの紅白歌合戦についても同局は「同じ方針」とした。山名啓雄メディア総局長も「紅白はジャニーズのタレント起用はゼロになるのか?」の質問に「現時点ではそうなる」と語った。

 さらに、NHKと同事務所はこれまで“蜜月関係”があったのではとの質問が出たが、稲葉会長は第三者委員会などでの調査は行わない方針も示している。

 松原氏は「明日の会見が注目されるところなんですが、企業のこれまでの対応を見ても、CMの起用をやめたという企業がある一方で、いやいやと、ちゃんと強い改革を要求するために続けるという企業もある」と自身の受け止めを述べたうえで、「私は一方に流れるよりも、それぞれが自分で判断してちゃんと説明することが大事なんだと思いますね」と話した。

 そして、「メディアもこの前の事務所の会見の後、NHKが最も踏み込んだコメントを出していたんですね。その流れで今回、NHKのこういう判断になったんだと思いますし、民放各局も今、社長会見で社長自らが説明している最中なんだと思います」とし、「ですから今、いろんな議論が起きてますが、何よりまず自ら検証することが大事」とした。

 さらに「これはもうジャニーズの問題だけではないかも知れないですけども、いろんな力を持った物凄い大きなプロダクションとメディアがどういう関係を築くのか」と指摘。「何よりも一人一人の才能あるタレントさんが尊重されるようなやり方、日本でも米国のような、例えばエージェントのやり方がないのかどうかも含めて、もし悪習があるならそれをもう1度見直すという機会にすべきなんじゃないかなと思います」と自身の考えを述べた。

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