創部76年を誇る東大応援部 唯一の女性部員・及川涼世に試練 伝統の「地獄の合宿」に挑む覚悟

[ 2023年6月10日 10:00 ]

10日放送のTBS「バース・デイ」は創部76年の歴史を誇る東京大学運動会応援部に密着し、唯一の女性リーダー部員・及川涼世に迫った。(C)TBS
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 10日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は創部76年の歴史を誇る東京大学運動会応援部に密着し、新2年生となる唯一の女性リーダー部員・及川涼世の過酷な特訓へ挑む覚悟に迫った。

 東京・荒川の青空の下で勇ましい声が響き渡る。その正体は創部76年の歴史を誇る東大応援部。野球はもちろん、空手にボートなど運動部の晴れ舞台には必ず彼らの声援が球場、会場に響き渡り、選手たちを後押しする。

 新2年生の及川は唯一の女性部員。学ラン姿で応援を先導する「リーダー」と呼ばれる役割を担い、チアリーダーズ、吹奏楽団を含めて構成される応援全体の指揮を執る。

 新入生だった頃、及川は悩み抜いた末に応援部に入部。そこから1年間、厳しい練習に耐え続けてきたが、2年生となる前にある試練が待っていた。それは応援部伝統の「地獄の合宿」。この過酷な合宿を乗り越えなければ一人前とは認められなかった。及川は活動日誌に「生きて帰れるなどという都合の良い事は考えません」などと記し、「地獄の合宿」へ覚悟を決めていた。

 2月下旬。訪れたのは山梨県の河口湖。1週間かけて行われる「地獄の合宿」の始動は朝6時30分。気温マイナス1度の中で発声を行い、朝食後に先頭を走る4年生を下級生が追いかける「出走」と呼ばれる練習をこなす。「出走」は応援歌を歌いながら走り、目標タイムはない。「応援の精神」を鍛えるのが目的だ。さらに山道ダッシュやトレーニングを交え、午前中だけでおよそ8キロ走った。

 午後は、ひたすら拍手を続ける「腕強化」を90分から始まる。開始20分で及川の手からは血がにじんだ。その間も先輩から厳しい指導が入るなど、ひと時も休まる時間はない。「地獄の合宿」に及川は「諦めることが許されない。何とか耐えている部分は多々あります」と諦めずに必死に食らいついていた。

 そして「地獄の合宿」最大の試練を迎える。42・5キロの過酷な道のりを走る「大出走」。気力と体力の限界に及川が挑戦する。

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