【王将戦】藤井王将は空調、羽生九段は暖房器具チェック 藤井王将「すごく落ち着いた良い雰囲気」

[ 2023年1月7日 16:20 ]

藤井王将(左)と羽生九段
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 藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負の第1局が静岡県掛川市で8日から始まるのを前にした7日、対局場検分が行われた。

 7番勝負開催が今年で14回目となる対局場の「掛川城二の丸茶室」。検分では藤井が空調、羽生が暖房器具の位置などを入念にチェックした。

 昨年初めて掛川を訪れた藤井は、掛川城の天守閣について「天守も近くに見え、すごく落ち着いた良い雰囲気の対局場だと思いました」と語っていた。しかし街のシンボルは今回、大規模修復工事のため足場が組まれ、姿を隠している。見える景色が少々違うものの、前回は掛川対局過去6戦全勝を誇った渡辺明名人(38)=棋王との2冠=に同所で勝利。良好な印象の会場なだけに、幸先のいいスタートを切りたいところだ。

 一方羽生は、7期ぶりの王将挑戦。強者揃いの挑戦者決定リーグを6戦全勝で勝ち抜いた勢いそのままに、第1局もレジェンドの力を発揮しそうだ。前人未踏のタイトル100期を狙う羽生か、タイトル戦無傷で王将初防衛を目指す藤井か。ひのき舞台での初対決となった両雄の対局は、目前に迫っている。

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2023年1月7日のニュース