井上貴博アナ 韓国雑踏事故で責任追及の声に「追及、批判は重要」「どんな意識とモラルでその場に行くか」

[ 2022年11月7日 19:53 ]

TBS・井上貴博アナウンサー
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 TBS井上貴博アナウンサー(38)が7日、キャスターを務める同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、韓国・ソウルの繁華街で先月29日に起きた雑踏事故についてコメントした。

 事故では日本人2人を含む156人が死亡した。番組では、事故から1週間がたち、地元警察当局の不手際や虚偽の発言が次々と明らかになっている現状を伝えた。韓国メディアは、管轄警察署の当時の署長が、徒歩なら10分の距離を車での移動にこだわり、現場到着が遅れたと報道。ソウル警察庁長は外出で状況把握が遅れ、韓国警察庁長官は休日だったものの、酒を飲んで寝てしまって連絡が通じず、事故把握は日付が変わった後だったという。

 人災の側面も見え始めた今回の事故。井上アナは「こういったことを絶対に起こさないということで、世界中のメディアもそうですけど、責任の所在を追及して批判する。これは重要だと思います」と指摘した。一方で「たとえどれだけ警備を100%行ったとしても、行政側が100%準備したとしても、それを上回る群衆が集まって無秩序な状態になると事故って100%防げないと思う」と、想定外を想定する難しさにも言及した。

 その上で、一人一人の状況把握の大切さについて触れた。「忘れてはならないのは、我々一人一人がどういう意識とモラルでその場に行くか。私自身なんですけど、もう1回そこを再認識しなければいけないんじゃないか」。自戒も込めつつも、「そこを間違えると、警察の全て批判、警察が全部悪いか?そうなると、それも違うんじゃないかなと思いますね」と語った。

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2022年11月7日のニュース