谷原章介 ウィル・スミスの騒動で「一番大きな問題」指摘「笑っている空気感があるからこそ」

[ 2022年3月29日 09:23 ]

谷原章介
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 俳優の谷原章介(49)が29日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。27日(日本時間28日)に行われた第94回アカデミー賞授賞式で、プレゼンターを務めたコメディアンのクリス・ロック(57)が俳優のウィル・スミス(53)とその妻のジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱するスピーチをしたことについて言及した。

 クリスはスピーチ内で、ジェイダの髪形を侮辱した。米メディアによると、ジェイダは脱毛症に悩まされ、昨夏ごろから短髪にしている。ウィルはステージへ上がり、クリスの顔面に強烈な平手打ちをし、マイクを通さず放送禁止用語で応戦した。その後、主催団体のアカデミーは「いかなる暴力も許さない」とし「正式な調査を開始した」との声明を発表。クリスは米メディアに対し、被害届を提出しないことを明らかにした。

 谷原はウィルの行動について「妻を守るということはとても素晴らしいことだと思うけど、問題は守り方」と見解。「心の傷ってなかなか外側からは見えない。傷を受けた妻を守るための行動で平手打ちをして、相手を肉体的に傷つけるというやり方がなかったんでしょうか」と訴えた。

 そのうえで「細かいことはいえばきりがないですけど、あの(クリスの発言の)瞬間はウィル・スミスも笑ってましたけど、クリス・ロックの冗談に会場全体が笑っていた。僕はそこが一番大きな問題だと思っている」と見解。「あれをウィル・スミスが怒ったからこそ、これは嫌なジョークだったんだなって、初めて分かりましたけど、奥様本人しかイヤだなって気持ちが分かってなかった」としたうえで「ここで笑っている空気感があるからこそ、ああいった人をやゆするようなことが無くならないんじゃないのかなと。まずああいう発言をした時にシーンとしてブーイングすることが一番大事な抵抗なのかなと僕は思ったりします」とした。

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2022年3月29日のニュース