三浦瑠麗氏 木下ほうかの騒動に私見「女性をモノ化して見る発想も教育を通じて変えていかないといけない」

[ 2022年3月29日 08:46 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が29日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。複数の女性に性行為を迫ったなどと「性加害」を報じられたことを受け、芸能活動を無期限休止すると発表した俳優の木下ほうか(58)について言及した。

 木下は23日、「文春オンライン」で「性加害」疑惑を報道された。記事では、2人の女優が2011年に木下から性行為を強要されたと訴えた。1人は演技指導の名目で木下の自宅に行った際の行為を告発。もう1人に対しては、木下は「いろんな監督を紹介してやれる」と話していたといい、いずれも優位な立場を利用して関係を迫ったものだった。

 報道を受け、事務所公式サイトは28日、木下と合意のもとで契約を解消すると発表。その後、木下自身もSNSで「一部事実と異なる点や10年程前のことで記憶にないこともございますが、概ね間違っておりません」と報道を認めて謝罪し、「芸能活動については全て無期限に休止させていただきます」とつづった。

 今回の問題について、三浦氏は「ご本人はすべてではないにしても認めているということで、明確にやってはいけない行為をしたという自覚はあるわけですよね。ただ、同じような立場、自分に対して従属的な立ち場の人に対して、同じような手段を使って、性行為に及ぼうとするというのは、1回それで成功してしまったから次から次へと味をしめて、捕食者的な行動を取るというのは、そんなに少ない事象ではないと思う。社会にはたくさんあると思うんです」と見解。「だからこそ、性行為にはある程度の権力関係が存在してしまうということ、ちょっとラインを超えただけで加害になるとか、そういうことをもう少し理解しないといけないと思う。同じような立場の女優さんに同じような行為を行っていたということはやっぱりモノとして見ているわけですよね。その人が好きでどうしても突っ走ったってことではない。だから、女性をモノ化して見る発想もやっぱり教育を通じて変えていかないといけない」と訴えた。

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2022年3月29日のニュース