藤井竜王2連勝!史上4人目の5冠へ前進 渡辺王将、王将戦初の開幕連敗 藤井竜王「激しい展開だった」

[ 2022年1月23日 16:15 ]

<王将戦第2局第2日>熟考する渡辺王将(左)と藤井竜王
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)は22、23の両日、大阪府高槻市の「山水館」で第2局が指され、挑戦者の藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に98手で勝利し、シリーズ2勝目を挙げた。史上4人目の5冠達成に向けて大きく前進した。

 角換わり相早繰り銀の戦型で進行した本局は、藤井竜王が52手目△8八歩で自己最長考慮時間の2時間28分を記録。対局2日目も午前中から渡辺王将を突き放してリードを奪い、持ち時間8時間のうち、1時間19分を残しての完勝で、開幕連勝を飾った。

 一方、渡辺王将は王将戦初の開幕連敗を喫し、2022年公式戦3連敗となった。4連覇へ向けて、まずは一勝が期される。

 3冠VS4冠の注目シリーズ第3局は、29・30日の両日、戦いの舞台を栃木県大田原市の「ホテル花月」に移して指される。

 ▼藤井竜王 かなり激しい展開で分からない部分も多かった。(連勝も)スコアは意識しない方がいいと思う。来週の第3局にしっかりやっていきたい。

 ▼渡辺王将 本局は内容も良くなかったので、もうちょっと、まともな将棋をさせるようにやっていきたい。、

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