藤井聡太竜王 手応えを感じたのは133手目「4五銀のあたりで詰んでいるのかなと」王将戦七番勝負先勝

[ 2022年1月10日 20:06 ]

熟考する藤井竜王
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第1局は9、10の両日、静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で指され、挑戦者の藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に139手で勝利し、最年少5冠に向け好発進した。

 終盤まで激しい攻防戦となった第1局。最後はしびれる1分将棋を制した。勝利で対局を終えた藤井竜王は、いつも通り表情を変えず「(51手目の)▲4六銀の格好があまり良くなくて、苦しいのかなと思っていた」と話し、終盤の大熱戦についても「いろいろミスがあったと思う。分からないままやっていた(手応えを感じたのは133手目の)▲4五銀のあたりで詰んでいるのかなと思った」と苦しい戦いを振り返った。次局に向けては「第1局に勝つことができたので、しっかり第2局に向けて準備したい」と一息ついた。

 3冠VS4冠の注目シリーズ第2局は、22・23日の両日、大阪府高槻市の「山水館」に戦いの舞台を移して指される。

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