「鎌倉殿の13人」初回PV全11人コメント 愛之助「平家をぶっつぶすぜ」明るい北条宗時に自らツッコミ

[ 2022年1月10日 20:17 ]

「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』グランド・プレミア in 伊豆の国」伊豆の国市会場に参加した(左から)坂東彌十郎、小池栄子、小栗旬、大泉洋、片岡愛之助、宮澤エマ(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)がスタートした9日、ドラマの舞台となる静岡・伊豆の国市など5会場に小栗らキャスト11人が駆けつけ、初回パブリックビューイング(PV)とトークショーが開催された。大河初回PVとしては“史上最大規模”。まさに物語の始まりの地「伊豆」から長丁場の幕が開けた。メーン会場には1万2000通を超える応募。倍率は約40倍の激戦となった。

 希代のヒットメーカー・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 イベント名は「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』グランド・プレミア in 伊豆の国」。メーン会場は伊豆の国市・長岡総合会館(アクシスかつらぎ)。義時役の小栗、頼朝役の大泉洋、義時の姉・北条政子役の小池栄子、義時の兄・北条宗時役の片岡愛之助、義時の父・北条時政役の坂東彌十郎、義時の妹・阿波局役の宮澤エマによるトークショーと初回PVを行った。

 サテライト4会場には阿野全成役の新納慎也(沼津市会場)、安達盛長役の野添義弘(三島市会場)、工藤茂光役の米本学仁、源範頼役の迫田孝也(伊豆市会場)、仁田忠常役のティモンディ・高岸宏行(函南町会場)がスペシャルゲストとして参加。ライブ中継で会場を結び、クロストークなども行った。

 観客数だけなら、過去、16年10月9日に屋外の大阪城西の丸庭園で行われた「真田丸」のPV&トークショー(ゲストは草刈正雄ら)に約5500人が集まったことがあるが、今回のように、大河初回PVが広域5会場に及び、キャスト11人のゲスト参加は異例。NHKによると、大河初回PVとしては史上最大規模になるという。

 ▼小栗旬 第1回、楽しんでいただけましたか?僕らも会場の皆さんと一緒に見られて非常に楽しかったです。見てくださる方はこういうところで笑うんだな、と感じさせていただきました。政子に対して「性格もよくないし、学もない」と義時が言うところでは、特に皆さんに笑っていただけました(笑)。

 ▼大泉洋 去年の「紅白歌合戦」で(ゲスト審査員の)三谷幸喜さんが「第1回のラストはどうなんだ…」と言っていたのは、政子の「姫、気をつけて!」に対して、女装した頼朝が「ハイィ!」と言う台詞。「あの声はどうなんだ!」ということだったんです。まさか紅白でダメ出しされるとはね(笑)。私も胸躍る第1回の放送でした。ありがとうございました。

 ▼小池栄子(小栗さんのコメントを受けて)うるさい弟ですねぇ(笑)。今日はここにいる北条ファミリーみんなの名前がタイトルバックで表示された時に会場から拍手を頂きまして、それだけで胸がグッと迫るものがありました。皆さんと一緒に見られて、うれしかったです。ありがとうございました。

 ▼片岡愛之助 こういった会場で皆さまとご一緒させていただくのは初めてでしたし、収録を思い出して「あぁ懐かしいなぁ」と見ていました。「平家をぶっつぶすぜ!」と、そんな大それたことをこんなに明るく言ってしまうのか!と自分で自分にツッコんでしまいました(笑)。本当にありがとうございました。

 ▼坂東彌十郎 完成した映像を拝見するのは今日が初めてでしたし、映画を見ているような感覚でした。それまでどう仕上がっているのか、ちゃんと使ってもらえているか、自分では全く分からなかったので、本当に自分は第1回に出ていたんだなと思えました(笑)。ありがとうございました。

 ▼宮澤エマ 実は一足先に第1回を家で見ていて、今日が4回目なのですが、何回見ても同じ所で笑ってしまうんです(笑)。こんなに大きなスクリーンで自分が出演した作品を見たのは初めてで、大河ドラマという大きなスケール感のある物語に出演できて、そしてこうして皆さんと見ることができて幸せでした。

 ▼新納慎也 皆さん、ありがとうございます。全成は第1回に出ていなくて、すみません。でも、桜が咲く前には「私、あの人見た」と言えると思いますので、それまでグッと我慢してください。大河は今日から始まって1年放送します。沼津も登場するし、全成も活躍します。これだけの人たちが応援してくれていると思うと心強いです!

 ▼野添義弘 物語の前半はお客さんが微笑んで見てくれる面白いシーンもあるんだけど、後半からどんどん頼朝様が怖くなっていきます。それでも盛長は最終的には「頼朝様が一番」という気持ちで常に頼朝様に付いていく、お世話をするというのは変わらない、そういうふうに演じていきたいです。

 ▼米本学仁 ようやくこの作品が世に出たんだなという思いと、大河ドラマが始まり、新しい年が始まったんだなという感覚もありました。コロナ禍でいろいろとあった中で、見ていただいた皆さまの笑顔を会場で見ることができて「まだこれからだ」という気持ちにさせていただきました。

 ▼迫田孝也 自分が思い描いていたイメージよりも、さらに面白い物語を画面の中で見られたので、自分がこの作品に関わっているというのを忘れて楽しんでいました。コロナ禍でお客さまと触れ合うことができなかったので、こうして会場で拍手まで頂くと、もっともっと面白いものを届けようというエネルギーになりました。

 ▼高岸宏行 大河ファンは熱い方が多い!初回を見た後の皆さんの熱気に驚きました。新参者の私を温かく迎えていただき、感謝です。第2回の見どころは全部です!皆さんの口コミや熱気がよりよい大河につながる。壮大な旅を1年間、みんなで応援していきましょう。みんななら「やればできる!」

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