“健康オタク”川島海荷 良いと聞いたらまず実践、海藻生活で快腸

[ 2021年12月5日 05:30 ]

海藻を手に笑顔を見せる川島海荷(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 【夢中論】女優デビュー15周年を迎えた川島海荷(27)が今、海藻にハマっている。食物繊維を取る「腸活」で、毎日の食事で必ず食べる。体に良いと聞いたものは自分で試してみる性格で、さまざまな健康へのこだわりがある。その効果もあってか、10代の時と変わらない清純さを保っている。

 昼下がりのロケ現場。スタッフから「休憩入りまーす!」の声が掛かった。ロケ弁当を受け取って、バッグから取り出したのはインスタントのスープと、小分けパックのもずく。ポットのお湯を注ぎ、即席のもずくスープの出来上がり。弁当に手をつける前に、まずスープを口に運ぶ。これが最近のルーティン。腸活のひとつだ。

 「半年ほど前から海藻にハマってるんです。美容の専門家の方に聞いたんですけど、海藻系を先に食べると、血糖値が緩やかに上がってくるから体に良いって。野菜から食べると良いって言うじゃないですか。でも、その前に海藻を食べた方が良いみたいです」

 毎日の食卓には、必ずと言っていいほど海藻が並ぶ。もずく酢やひじき煮といった一品料理。味噌汁にはわかめを加える。

 「好きなのは、糸のように細いもずく。麺つゆをかけて、そうめんのように食べることが好きです。昨日はひじき煮を食べました。だしを取って、にんじん、こんにゃく、枝豆、油揚げを入れて。おばんざいのようなメニューが好きですね」

 確かな体調の変化もあった。「太りにくくなったのはもちろん、眠くなりにくい。ご飯を食べて血糖値が一気に上がると、眠くなっちゃうじゃないですか。だから仕事のパフォーマンスは前より上がった。水溶性食物繊維が含まれているので、便秘の人にもおすすめです」。スラリと専門用語が出てくる。

 こうした食材のブームは半年ほどの周期で変わる。海藻の前は納豆、エノキと変わっていった。「納豆の時はイソフラボンの効果か肌の調子が良くて、エノキは低カロリーで満腹感が得られた。すぐにおなかが減るんですけどね」。良いと聞いたものはまず実践。取捨選択はそれからだ。

 27歳にして「健康オタク」を自称する。「10代から仕事をしてて、周りの大人の人から“30歳が曲がり角だからね~”と呪文のように聞いてたので。それがトラウマ。おびえてるのかもしれない(笑い)」。その予防意識のおかげか、みずみずしさは今も変わらない。

 食事以外にもこだわりがある。お風呂はぬるま湯で40~50分の全身浴、体は筋肉を包む筋膜を正常に戻す「筋膜リリース」でほぐす。「運動は苦手なので、苦にならないことをやる。最近は“脳内洗浄マッサージ”というのに行き、頭がスッキリして睡眠の質が上がりました」

 何でも実践する精神は仕事にも生きる。2016年から2年半、日本テレビの情報番組「ZIP!」の司会、現在はTBSのバラエティー「アイ・アム・冒険少年」でMCを務めている。「普段は役で見られることが多いので、自分自身でいられる貴重な機会。人前で話すことは苦手だったんですけど、抵抗もなくなりました」

 今年で女優デビュー15年。「年齢も芸歴も下の方が増えてきて、やっぱり刺激になります」。昨年はドラマ「僕らは恋がヘタすぎる」でラブシーンに初挑戦。求められる役割も変わりつつある。

 ヒロインを多く演じてきたが、役の幅を広げたいという思いが強い。「悪役やダークな役、イメージが変わるような役を来年やりたいですね」。主役でも脇役でも輝き、常に作品に必要とされる存在へ――。海藻のような女優を目指していく。

 ≪体当たりに感動、ロケ行きたい≫TBS「アイ・アム・冒険少年」(月曜後7・00)では、ナインティナイン岡村隆史(51)、ココリコ田中直樹(50)とともにスタジオMCを務めている。芸人らが体当たりで行う冒険バラエティー。川島が好きなコーナーは、1人で無人島からの脱出に挑む「脱出島」。「芸人さんは本当に凄いなと思います。スタジオで見てても感動ばかりです」と笑顔。ロケに行きたいと思うこともあり「孤独はつらいので、チーム戦のサバイバルが良いですね」。13日は3時間スペシャルで、脱出島の北関東大会を放送する。

 ◇川島 海荷(かわしま・うみか)1994年(平6)3月3日生まれ、埼玉県出身の27歳。明大文学部卒。小6でスカウトされ芸能界入り。2006年に女優デビュー。出演作にドラマ「怪物くん」「パパドル!」など。昨年は自ら企画した舞台「PINT」で2人芝居に挑戦した。07~16年にアイドルグループ「9nine」で活動。1メートル55、血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月5日のニュース