橋下徹氏 高齢ドライバーの死傷事故に「免許は年齢制限すべき。地方は能力を見た上で特別な免許を」

[ 2021年11月18日 14:16 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。大阪府大阪狭山市のスーパー「コノミヤ狭山店」の近くで、暴走した車が通行人の男女3人をはね死傷させた事故について言及した。

 自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で府警に現行犯逮捕された男(89)が、最初に前方にいた2人をはね、停止した後、急にバックし、もう1人を巻き込んだとみられる。捜査関係者などによると、男は「止めようとしたが、アクセルとブレーキを踏み間違えた。驚いて急にバックしたが、焦ってまた発進してしまった」という趣旨の供述をしている。府警はパニックになったとみて状況を調べる。

 MCの谷原章介(49)に「高齢ドライバーによる事故が後を絶ちません。しかも今回は奥さんが高齢で足が悪くて、(運転免許を)返納しなきゃと思いつつも結局、老々介護みたいな感じで運転免許を手放すことができなかった。この現状をどう思いますか?」と聞かれた橋下氏は「高齢者の方が運転免許を持つ必要性があるという議論がこれまでもずっとあって、なかなか抜本的な対応策が取られてこなかったんですが、僕は年齢制限やるべきだと思います」と言い、「高齢者の方が運転する必要があるというところは技術で、例えば安全運転装置のレベルを上げていって乗れるようにするのか、社会制度としていわゆる白タク、今は日本では認められていませんけれどライドシェアという形でタクシー免許を持っていない人たち同士がお金を徴収しながらある意味タクシー事業をやっていく。こういうシステムを導入しながら高齢者で車を必要とする人たちに対して何とか社会でバックアップしていきながら、でも免許自体は年齢制限を入れるべきだと思う。運転の仕方によってはこういう凶器になるわけですから、どこかの年齢でダメだということをはっきり決めるべきだと思います」と自身の考えを述べた。

 そして、車がないと不便な地域の場合については「地方の人には、能力をきちっと見た上で特別な免許を与えるとか。原則は年齢制限をした上で本当に不便な所はちゃんと能力を見て免許を与える、そういう仕組みに転換していくべきだと思う」と強調した。

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2021年11月18日のニュース