近藤誠也七段110手で広瀬章人八段に勝利 第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定L

[ 2021年11月2日 19:44 ]

広瀬章人八段(左)に勝ち、リーグ2勝目を挙げた近藤誠也七段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は2日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグ1局を行い、近藤誠也七段(25)が110手で広瀬章人八段(34)に勝った。近藤はリーグ2勝1敗。敗れた広瀬は1勝3敗となり、今期の7番勝負挑戦の可能性はなくなった。

 相手王を仕留めるのが将棋の基本ルールとはいえ、自王が相手陣に進入すれば詰まされる可能性が激減し、相手王の入王を防げば勝利を意味する。「普段から入王する形にはならないんですが」と苦笑いする近藤は「小さなミスを重ねたかもしれませんが、気持ちを切らさずに指しました」と確信に満ちた表情で振り返った。

 リーグは前半の3局を終えて白星先行。渡辺明王将(37)への挑戦権争いに残っており「(後半戦も)1局1局というつもりで頑張っていきたい」と意欲を示した。

 2期前の挑戦者・広瀬は無念の3敗目。「基本、攻めが細かった。(79手目)▲5七金は打たないと負けそうで、打つと攻めが不足する。典型的な負けの構図でした」と無念さを口にした。

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2021年11月2日のニュース