鈴木京香 朝ドラヒロイン抜てきの30年前「あまりに自分ができない」葛藤も現在は母親役「新鮮に」

[ 2021年10月8日 14:16 ]

鈴木京香
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 女優の鈴木京香(53)が8日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。NHKの連続テレビ小説「君の名は」でヒロイン役を務めた30年前を振り返った。

 鈴木は1988年に芸能界入り、22歳だった91年、「君の名は」のヒロイン・真知子役に抜てきされた。30年たった現在は「おかえりモネ」でヒロイン・百音の母親・亜哉子役を演じている。「朝ドラ(君の名は)をやっている時に、『ちゃんとこれからも仕事を頑張って続けて、ヒロインのお母さんになって帰ってきてや』とスタッフの方に言っていただいていたんです。本当にそういうことになったらいいなと思ってましたら、今年、夢がかないまして」と喜んだ。

 母親役については「自分では全然30年間あっという間だったから、同じような気持ちでいるんですけど、でもやっぱり今はコロナですから、いろんなことが変わってますね。その中で娘役の女優さんたちが凄くまぶしいぐらいで。本当に新しい感性って、こういう感じなのかとか、現場の雰囲気って言うのも少しずつ変わっているので、新鮮にやらせていただきました」としみじみと語った。

 1年4カ月に及んだ「君の名は」の撮影時は、女優業に悩んだこともあったという。「あまりに自分ができないもので。楽しいんですけれども、すぐに緊張してしまって。もっとできたんじゃないかって言う日々だったんですけど。作品との出会いでだんだん楽しみの方が、不安や心配よりも増してきて」と振り返った。不安な時期は「撮影が夜遅くなってくると、セットの端っこの方に行って、(撮影が)あと何カ月かって言うのを毎日の様に数えていた日々もありました」とも語った。

 当時の自分に何と声をかけたいか、と聞かれると、「諦めないで良かった、ということを言ってあげたいのと、感謝してねって言うことですね」と鈴木。「何もできない私に素晴らしい役者さんたちが一緒にやって下さって教えて下さったことも多かったし、見て学ぶこともできましたし。そういう状況にいたのに、気弱になってる時間があったなんてね。今となっては」と感慨深げに語った。

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2021年10月8日のニュース