すぎやまさん訃報に哀悼の「ザオリク」トレンド入り、SNSで惜しむ声続々

[ 2021年10月8日 05:30 ]

作曲家・すぎやまこういちさん死去

すぎやまこういちさんが手がけた「ドラゴンクエスト」シリーズの交響組曲

 すぎやまさんの訃報を受け、ツイッターでは「ドラクエ」の復活の呪文「ザオリク」がトレンド入り。ゲームと現実社会を同一視することに「不謹慎って思う人もいるかもしれない」との指摘もあったが「ドラクエ好きにとっての愛の示し方としては全然良いと思う」と、死を惜しむ声が多数上がった。

 《JIN・ジン・じん・仁…松原仁氏も悼む》幅広いジャンルの作曲を手掛けてきたすぎやまさん。立憲民主党の松原仁衆院議員(65)のテーマ曲「JIN・ジン・じん・仁・松原仁」も手掛けた。松原氏と同じ東京3区の自民党の石原宏高衆院議員(57)が石原軍団の「西部警察」のテーマ曲を選挙活動で使っていたのに対し、親交のあるすぎやま氏が02年に提供。♪ジンジンジンジンマツバラジン…と繰り返す歌は子供たちがまねて人気となった。松原氏はツイッターで「大変お世話になりましたので、寂しく思います」と悼んだ。

 ▼作詞家・橋本淳氏(「亜麻色の髪の乙女」作詞) ビートルズを聴いてショックを受けた先生が、グループサウンズなどに洋楽の要素を取り入れ、日本のポップスの夜明けになった。何十年か後に、今度はゲーム音楽にクラシックの要素を導入し、その幕を開いた。この2つが日本の音楽の本質を変えたと思う。大学生だった私がご自宅に伺ったころから、歌手に厳しく指導していたのを覚えている。音楽を離れれば楽しく何事にも公平な人。人としての道を教えてもらった気がする。

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