福士誠治 大河「青天を衝け」井上馨役 「渋沢に無理難題をふっかける役」

[ 2021年10月8日 07:39 ]

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で井上馨を演じる福士誠治(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一(吉沢亮)の上司・井上馨を演じる俳優の福士誠治(38)がリモートで合同取材に応じた。

 初めての大河について「出演できる喜びが1番にあった」と思いを吐露。大蔵大輔・井上馨の人物像に関しては「自分が1番になるためではなく、世の中を少しでも良くするために渋沢の力が必要だと感じている。視野の広さを持っていて、魅力のある人物。この大河の中では、渋沢に無理難題をふっかける役で、強引さがある」と指摘した。

 演じ方については「『すぐに怒る』と資料に書かれている。台本に『ここで怒る』とは書かれていなかったが、どこかで出せたらと思っていた。豪快さ、声の大きさは意識した」と説明。さらに「鈍感さ、今で言えば『空気を読まない』ということを強く思いつつ演じている。裏に野心もあっただろうが、声を発する時は、まっすぐなところを見せたいと思った」と話した。

 共演する吉沢については「一緒にやっていて楽しい。ちゃんと、こちらの気持ちを受けてくれて、発信してくれる。気持ちが飛んでくる俳優さんで、素晴らしい。ここまで大河を引っ張ってきた大きな背中が見えるので、助かっている」と称賛。

 のちに初代首相になる伊藤博文を演じる山崎育三郎については「『育ちゃん』と呼ばせていただいている。初共演したのが2人で長い英語を話すシーンで、『大変だね』と言いながら撮影を進められたことで仲間意識を持った。2人で話すシーンがたびたびあるが、心の中で信頼している部分、伊藤の方が切れ者で手玉に取る部分を、2人の関係性で描ければ」と話した。

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2021年10月8日のニュース