羽生善治九段、第71期王将リーグ待望白星「一局一局大切に」94手で近藤誠也七段に勝利

[ 2021年10月5日 19:17 ]

第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ今後の予定と対局結果
Photo By スポニチ

 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは5日、東京都渋谷区の将棋会館で1局を行い、羽生善治九段(51)が94手で近藤誠也七段(25)に勝利して通算成績を1勝1敗とした。 棋譜/近藤九段vs羽生九段

 永世位保持者の羽生が、今期の王将リーグで待望の白星を挙げ通算成績を1勝1敗と星を戻した。「難解な一局だった。(今後も)一局一局大切に戦っていきたい」と気を引き締めていた。

 一方、5期ぶり2度目のリーグ登場となった近藤は黒星発進となった。残り5局を見据え、「なんとか立て直せるように頑張りたい」と巻き返しを期していた。

 王将リーグは、前期挑戦者の永瀬拓矢王座、前期リーグ残留者の豊島将之竜王、羽生九段、広瀬章人八段、2次予選通過者の藤井聡太3冠、糸谷哲郎八段、近藤七段の7棋士による総当たり戦。11月24日の最終一斉対局を終えた時点での成績最上位者が、来年1月開幕予定の7番勝負で渡辺王将に挑む。

 次戦は10月13日、▲豊島竜王―△羽生九段戦が予定されている。

続きを表示

2021年10月5日のニュース