嵐 初のライブ映画、デビュー記念日11・3先行上映 櫻井翔「5人がこだわり続けてきた日にち」

[ 2021年9月16日 05:30 ]

「ARASHI Annniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”」のジャパンプレミアで手を振る堤幸彦監督(左)と櫻井翔(撮影・会津 智海)
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 昨年12月31日をもって活動休止に入った嵐の初のライブ映画「ARASHI 5×20 FILM」(監督堤幸彦)のジャパンプレミアが15日、都内で行われ、櫻井翔(39)が登壇した。デビュー記念日である11月3日の先行上映決定に「5人がこだわり続けてきた日にち。こうした形でお伝えできるのはうれしい」と喜びを語った。

 この日がグループ活動休止後、初のイベント出演となった櫻井はタキシード姿で登場し「久々の登壇で緊張しています」とあいさつで明かし、ライブ映画について「我々のデビュー記念日の11月3日に先行公開となります」と笑顔で発表した。

 今作は2018年11月から19年12月に開催された嵐の20周年記念ライブ「ARASHI Anniversary Tour 5×20」の記録映画として、19年12月23日に撮影のために行った公演を収めたもの。6月には上海国際映画祭で上映され、話題になった。これまで日本での公開日は明かされず、注目が集まっていた。

 ジャパンプレミアのこの日にデビュー日でのライブ映画封切りを発表することはメンバーが企画段階からこだわった点だった。22年前の9月15日はハワイでデビュー会見を行った結成記念日。櫻井は「2つの記念日での発表と公開はこだわり続けてきた。やっとお伝えできてうれしい」と語った。

 11月3日はドルビーシネマと呼ばれる最高峰の映像・音響技術を誇る東京・丸の内ピカデリーなど全国7カ所の劇場限定での先行公開。全国公開日は26日で「くしくも大野智の誕生日」と紹介した。

 今作ではドローンカメラ2台を含む125台のカメラを会場中に配置。通常のライブDVD製作時の約3倍となる台数での撮影により、観客の様子やメンバーを至近距離で見ているかのような場面などいつもと違う映像が楽しめる。

 櫻井は撮影時に「会場の熱気や思いを真空パックのように閉じ込めたいな」と思っていたという。作品を鑑賞し「今真空パックを開いても、何か時の流れを感じずに楽しんでいただける作品になった」と手応えを語った。

 自身は1月下旬に松本潤(38)とともに鑑賞。松本はコンサートの演出を手掛けており、今作のエンドロールでもコンサートの演出家として紹介された。その時の松本の様子を「恥ずかしがってました」と明かし「むずがゆいんですかね」と心境を推し量った。

 「感謝カンゲキ雨嵐」など全38曲を5人がパフォーマンスする姿を余すことなく堪能できる一作。「松本潤も精魂込めて作ったコンサート。嵐のコンサートに触れたことがない方にもたくさん触れていただきたい」とアピールした。

 ≪堤監督「親戚が凄く立派に」≫メガホンを取った堤幸彦氏(65)は02年公開の嵐初主演映画「ピカ☆ンチ」の監督でもある。国民的スターへの階段を上る5人を見守ってきており、この日、壇上で「親戚が凄く立派になった感じ」としみじみと話した。成長した姿を「歌い方や立ち居振る舞い、何をとっても素晴らしい。挑戦もするし、見ていてほれぼれする」と称賛。また、通常より多くのカメラでの撮影には「5人がふと近寄った時の手の触れ合いや肩に手を乗せるなど、嵐っていいなと読み取ることができるカットが撮れた」と納得の様子だった。

 ◆「ARASHI Anniversary Tour 5×20」 嵐の20周年記念ライブとして、2018年11月から19年12月まで計50公演を実施。一つのツアーとしては日本史上最多の累計237万5000人を動員した。

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