浅田美代子 闘病中の希林さんが筆談で伝えた思い「生き様を全部見せたいって思ってくれた」

[ 2021年9月16日 15:06 ]

浅田美代子
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 女優・浅田美代子(65)が16日フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。45年以上親交があった女優・樹木希林さん(享年75)の闘病生活について語った。

 希林さんは2005年に乳がんを患い右乳房の全摘出を告白。がん発症後も仕事を精力的にこなしていた。当時について浅田は「『もう死ぬ死ぬ詐欺って言われてないかしら?』って笑って言うくらい元気で普通にご飯も食べてました」と振り返った。

 しかし、13年にはがんが全身へと転移。そして18年夏には骨粗しょう症を患い入院した。浅田は1カ月ほどスケジュールを空け、毎日のように病室へ通ったといい、希林さんと共に過ごした最後の1カ月となった。その時の希林さんの様子について「がんになってからも『痛いのよ』とか一切言わない」と説明。「骨に転移してるっていう時も『痛いでしょ?』って私が言うと、『痛くないのが幸せだよね』って言うんだけど絶対に痛かったと思う」と思いやった。

 そんなある日、病室を訪れた浅田。希林さんに治療を施すため、医師から退室を促されたという。当時について「(病室を)出ようとしたら、その時はもう筆談だったんですけど『いいのいいの、美代ちゃんにはいさせるの』みたいなことを書いて、『この子も役者の端くれなんだから全部見せるの』と書いたんですね」と回想。最後には「生き様というか死に向かうそういうことを全部見せたいって思ってくれたんだと思う」と口にした。

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2021年9月16日のニュース