野口五郎 気丈な妻・三井ゆりに救われた…がん告知前にも「大丈夫、大丈夫よ」

[ 2021年9月15日 22:59 ]

野口五郎
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 歌手・野口五郎(65)が、15日放送のNHK総合「サンドのお風呂いただきます」(水曜後8・15)にゲスト出演し、妻のタレント・三井ゆり(53)との愛情秘話を明かした。

 長く独身を貫いていたが、2001年に45歳で結婚した。野口はいい雰囲気になって交際に発展しそうになった時、12歳下の三井に「僕とひと回りも違うよ?僕の方が年を重ねちゃうのは早いし」と確認したという。すると、三井は「その時は食べるものを私がスプーンで口のところに持っていって…寸前でポッと落とせばいいでしょ?」とちゃめっ気たっぷりに応じたそうで、野口は「ああ、この人にしようかなって」と存在を強く意識したことを明かした。

 18年には大の仲良しだった西城秀樹さんが、急性心不全のため63歳で死去。46年間も芸能界で切磋琢磨し、家族ぐるみの付き合いだった同志の急逝に、野口も「あの時はしばらく泣いてばかりだった」と失望にくれたという。

 そんな時に支えになってくれたのが、三井だった。「僕が自分で彼との思い出とか(三井に)しゃべっちゃっているんですけど、たぶんきっとそれを分からないと思うんだけど、それを『うんうんうん』って言いながら聞いてくれていたので、それは僕にとってほっとさせてくれた瞬間だったかもしれないですね」と振り返った。

 野口は18年に食道がんの手術を受けた。告知を前に、三井から掛けられた言葉は「大丈夫、大丈夫よ」だったという。がんの進行具合は初期の初期だった。「だから言ったでしょ?大丈夫だって」と話す三井に、野口は「でもあの時はさ、まだ分かってないわけ。その大丈夫は、ないじゃん?」と反論したというが、内心ほっとした様子。「そういうふうにポジティブに持っていってくれるので。一生懸命ネガティブな部分を探すんですよね、男は」と、気丈な妻にあらためて感謝を口にしていた。

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