新潟「米百俵フェス」開催延期 感染拡大の状況下での参加は「本来のフェスの楽しみ方では無い」

[ 2021年8月31日 17:21 ]

「長岡 米百俵フェス~花火と食と音楽と~2021」公式サイト

 新潟県長岡市で9月17~19日に開催を予定していた「長岡 米百俵フェス~花火と食と音楽と~2021」の開催が延期されることが31日、公式サイトで発表された。

 同フェスの総合プロデューサー・北牧裕幸氏は「本年9月17日~19日、長岡市東山ファミリーランドで開催を予定していました『長岡 米百俵フェス~花火と食と音楽と~2021(通称:米フェス)』ですが、現下の新型コロナ感染拡大状況を鑑み、延期とさせて頂くことに致しました」と延期を発表。「開催を楽しみにお待ちくださっていたお客様、開催に向けてスケジュールを空けてくださっていたアーティストの皆さん、そして、開催の準備に日夜奔走してくださっていたスタッフ、関係者の皆さん、本当に申し訳ありません」と謝罪した。

 「我々も何とか開催する方法はないかと、あらゆる可能性を探って参りました。内閣府コロナ室からも、エンターテイメントは不要不急では無いと言う言葉も得ました。しかし、47都道府県中33都道府県に緊急事態宣言又は蔓延防止等重点措置が発令され、新潟県下でも連日のようにコロナ感染者の最多人数が更新されています。更に長岡市に於いては特別警報も発令され、地元医師会や市民からも懸念の声が届き、長岡市からも再考の申し出を受け協議を続けて参りました」と説明。「米フェスは家族みんなで楽しめる、安心、安全なフェスを目指しています」としたうえで「どんなに感染予防に手を尽くそうとも、皆さんの心の片隅に不安の影が射すままフェスに参加して頂くことは、本来のフェスの楽しみ方では無いと考えます。長岡市や関係諸団体とも慎重に議論を重ね、米フェスだからこそ、このタイミングでは開催すべきではないと判断致しました」と延期判断の経緯を明かした。

 「しかしながら、一度熾した米フェスの種火は何とかこの先の未来に繋げていきたいと思い、中止ではなく延期という判断に致します。雪国長岡で果たしてどのような形で延期公演が出来るのか?アーティストやスタッフの皆さんのスケジュールは大丈夫なのか?花火や食、キャンプはどうするのか?今のところ全く未知数です。場合によっては、今と同様のフェスの開催は難しいかもしれません」としつつも「しかし、可能性がある限り、米フェスの名のもとに延期公演を探っていきたいと思います。その結論が出るまで、しばしのお時間を頂ければ幸いです」と今後も開催を模索していくという。

 来場予定者には「お手持ちのチケットのお取り扱いなどの詳細につきましては、追ってお知らせ申し上げます。それまで、どうかお待ち下さい」と呼びかけ。「最後になりますが、改めまして、ここまで米フェスの開催を心待ちにしていた皆様には心より感謝と共にお詫び申し上げ、延期公演が実現した暁には、是非晴れ晴れとした気持ちで米フェスにご参加頂きますようお願い申し上げます。笑顔の皆様とお会いできる日を楽しみにしています」とつづった。

 9月17~19日に長岡市東山ファミリーランドでの開催が予定されていた同フェスには、泉谷しげる、OKAMOTO'S、さだまさし、南こうせつ、木村カエラ、竹原ピストル、スネオヘアー、日向坂46、鈴木雅之、ファーストサマーウイカ、松下洸平、wacciら多くのアーティストの参加が発表されていた。

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2021年8月31日のニュース