古市憲寿氏「欧米並みのロックダウン」は「反対」 橋下徹氏は「議論されずに先行しすぎ」

[ 2021年8月28日 21:44 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 社会学者の古市憲寿氏(36)が28日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に生出演し、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための「ロックダウン」について持論を展開した。

 この日、東京都の新型コロナの感染者が新たに3581人報告されたと発表した。前日と比べ、入院患者のうち重症者は3人増の297人となり、過去最多を更新。番組内で「欧米並みのロックダウンをするべきではないか」という意見に古市氏は「ロックダウンの定義にもよりますけど」と前置きした上で「本当に欧米並みのことをやるんだったら、自衛隊が街中に出動します、夜間外出している人を取り締まったりします、外出した場合は罰金払わせたりとか、もしくは警察が逮捕しますみたいなことを本当にしたいんですかってことですよね。欧米並みっていったらそこまでいく可能性もあるので、そういうロックダウンに関しては反対ですね」と述べた。

 また「権利とかって意味で反対なのと、実際効果があるのかと社会的に疑われ始めていて。ロックダウンをずっとしているオーストラリアは感染者が収まりませんとか、逆に人々の動きを戻しかけているイギリスなんかは波がありますけど、デルタ株に対しても感染が落ち着いたりとか。そもそも日本の政治状況考えて難しいってことに加えて、効果もないんじゃないかなという風に思っていて、現状に関してもロックダウンは反対ですね」と持論を語った。

 また「ロックダウン」を発令する際の詳細などの議論が必要だとした古市氏に元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)は「タイミングっていうのが凄い重要なのに、そこを議論されずに『ロックダウンだ、ロックダウンだ』っていう議論がちょっと先行しすぎ」と賛同。また「世界各国で、もうロックダウンと感染者数の増える減るのデータはあるわけだから見せてほしい。分析とか見せてもらえない中で、政府や専門家が『強い措置が必要だ』っていうのは凄い疑問」と訴えた。

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2021年8月28日のニュース