明石家さんま“恩人”仁鶴さん偲ぶ「ボクが売れたきっかけ」「本当に落ち込んでいるんです」

[ 2021年8月22日 00:43 ]

明石家さんま
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 お笑いタレントの明石家さんま(66)が21日、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演。「今週、わたしにとっては「どうしよう」ってことが多すぎて。わたしにとっては『どうしよう』と思うくらい身近な人が亡くなられて…」と、身近な人の訃報が相次いだことを話した。

 さんまにとって憧れで「爆撃機」の異名を取った伝説のストライカー、元西ドイツ代表FWのゲルト・ミュラー氏が死去したと分かったのが15日。18日には、ジャニーズ事務所の名誉会長で、2019年7月に亡くなったジャニー喜多川前社長(享年87)の姉のメリー藤島(本名藤島メリー泰子)さんが14日に亡くなっていたことが発表された。さらに19日には俳優の千葉真一さんが新型コロナウイルス感染による肺炎のため死去したことを、思い出話を交えながら振り返って偲んだ。

 さんまは「それだけでも落ち込んでいたのに…」と話し「そこに来て、大先輩の笑福亭仁鶴師匠が亡くなられて…84歳ということやねん。と、17日に骨髄異形成症候群のため亡くなった笑福亭仁鶴さん(享年84)について話し始めた。

 さんまは、「今の吉本を作ったっていうくらいすごい人なんですよ。なんばグランド花月、出てきたら天井が落ちるんじゃないかっていうくらいの歓声が沸くんです。ピンであそこまでの大爆笑は、後々出てこないと思う」と絶賛した。

 仁鶴さんの訃報は、吉本の「岡本会長から3日前い連絡が来た」と明かし「ボクが売れたきっかけ。会社に知らしめてくれたのが仁鶴師匠」と語った。さんまの恩人は桂文枝(78)と言われており、さんまもそれは認めながらも、19歳の頃、読売テレビ「爆笑三段跳び」の前説と告白。「仁鶴師匠が仕事で遅れるから、つなぐんです。一生懸命汗かいて頑張るんです。雪で新幹線で止まって1時間半つないだこともあった」ことなどで目に留まり、芝居のコーナーにも出させてもらうことにつながったという。

 仁鶴さんと1対1で話したのは、「テレビで『あれは先輩あきまへんで』ってギャグで言ったんだけど気にしてらっしゃったみたいで。是非対談って、2人で『ほんわかテレビ』で対談しているんですよ。最後の対談だったんじゃないかな」と語った。その場で「仁鶴師匠の三段跳びで鍛えられて、(売れたのは)仁鶴師匠のおかげなんですよ」って伝えたら『ああ、覚えてくれてたんかって』おっしゃった時にもう、そう思うてはったのかと思うと、すごくうれしく思ったのを覚えてます」と振り返り「見つけたのオレやぞって言っていた師匠が亡くなられて…本当に落ち込んでいるんですけど…」としみじみと語っていた。

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2021年8月21日のニュース