ジェリー藤尾さん家族葬 仲直りした元妻・渡辺友子「天国でまた仲良くしようね」

[ 2021年8月21日 05:30 ]

ジェリー藤尾さんが荼毘(だび)に付され斎場を後にする(左2人目から)長女・美紀さん、次女・亜紀さん、元夫人の渡辺友子
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 急性肺炎のため14日に81歳で死去した歌手のジェリー藤尾(じぇりー・ふじお、本名藤尾薫紀=ふじお・しげき)さんの葬儀が20日、横浜市内で営まれた。家族葬の形式で、近親者ら約30人が参列。戒名は壽徳院秀歌日薫居士(じゅとくいんしゅうかにっぽうこじ)。喪主は次女の板谷亜紀さんが務めた。

 1986年に離婚し、今年3月に仲直りした元夫人の歌手渡辺友子(76)も参列。葬儀後に取材に応じ「娘のおかげで仲直りができて、みんなで見送ることができてよかったです」と語った。

 64年に結婚した2人は、86年に離婚。渡辺が「酒浸りでDV」「経済的に困窮」などとジェリーさんの醜聞を吹聴するなど泥沼化。財産分与をめぐる訴訟にも発展した。離婚から35年。「ずっと仲直りしたかった」という渡辺は、今年3月に長女美紀さんから「パパが弱ってる」と連絡を受けて会った。「パパ、友子よ」と声を掛けると、「友子、愛してるよ」と返してきた。わだかまりはすぐに消えたという。

 その後は週2回ほど、ジェリーさんが住む亜紀さん宅を訪れた。「アイスクリームが食べたい」などと電話も頻繁に受け、リクエストに応えた。この日、渡辺の右手の中指と小指には金色の結婚指輪。離婚後も渡辺が大切に保管し、仲直りした後は2人で着けていたものだ。「半年弱だったけど幸せだった。“天国でまた仲良くしようね”と声をかけました」。ジェリーさんに届けと渡辺はほほ笑んだ。

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