加藤桃子女流三段 再びのタイトルへ「勉強の中身はヒミツです」

[ 2021年8月15日 20:41 ]

加藤桃子女流三段
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 将棋の加藤桃子女流三段(26)が都内のスタジオで行われたABEMAの番組収録に参加し、9月開幕の「清麗戦」挑戦にかける思いを語った。

 女流棋界の元気印・加藤がタイトル奪還に挑む。狙うは絶対女王・里見香奈女流4冠が保持する清麗位。「挑戦できることはとても嬉しい。十分に準備をしていきたい」と闘志をみなぎらせた。

 初タイトルは2011年の第1期女流王座戦。清水市代とフルセットの激戦を演じ、16歳9か月と史上4番目の若さで初代チャンピオンの座に就いた。14年には女王、女流王座の2冠を獲得。これまでにタイトル8期と堂々の戦果を挙げている。しかし、18年に女王位を失冠以降はタイトルから遠ざかっている。2020年6月には女流王位戦、2021年1月~2月には女流名人戦に挑戦するも里見の前にいずれもストレート負け。里見に借りを返し、4年ぶりのタイトル獲得に掛ける思いは強い。

 「最近やっと自分にしっくりくる勉強方法を見つけられたので、当分の間はそれを積み重ねていきたいと思っています。勉強の中身?今はヒミツです(笑い)」

 フフフと茶目っ気たっぷりに質問をかわすが、強い自信はひしひしと伝わってくる。

 「とにかく頑張る、が目標です。あとは体調管理をしっかりと。身体あってこそ良い将棋が指せると思っているので、体力を付けたいです」

 鋭い攻め将棋で多くのファンを魅了する加藤。再び満開の笑顔を咲かせる日が待ち遠しい。

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2021年8月15日のニュース