古市憲寿氏 コロナ感染者増加に「新しい価値観で数字を見ないといけない」

[ 2021年7月29日 09:23 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(36)が29日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。東京都で28日に新型コロナウイルスの感染者が新たに3177人報告されたことに言及した。

 27日の2848人を上回り、初の3000人台となって2日連続で過去最多を更新。6人の死亡も確認された。直近7日間を平均した1日当たりの感染者数も1954・7人に達し、1月11日の1861・1人を上回って過去最多となった。前週比は153%。前日と比べ、入院患者は131人増の2995人に上り、うち重症者は2人減の80人。

 古市氏は、重症者が抑えられていることに「ワクチン効果ってあると思うんですよね。全国的にも65歳以上の方の約7割が2回の接種を終えて、おそらく8月末くらいまでに8割くらいが接種を終えているという状況の中で、コロナの対する受け止め方の意識を変えないといけないと思う」と指摘。そして「陽性者数の中にワクチン接種者はどれくらいいるのかとか、肥満の方、喫煙者の方がどれくらいいるのかとか。細かいところを見ていかないと正しく恐れることができない。ただ数字を見て一喜一憂するのはもう遅い。英国とかは制限を解除してもデルタ株の流行もピークアウトを過ぎていくわけですから、世界の状況を見ながらワクチン接種が進んでいる新しい時代の新しい価値観で数字を見ないといけない」と自身の見解を述べた。

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2021年7月29日のニュース