たむけん、eスポーツ界に殴り込み!チームの共同オーナー就任「チャ~!ンピオン量産します」

[ 2020年11月30日 05:31 ]

eスポーツ参入を決めたたむらけんじ
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 “お笑い界の副業王”でピン芸人のたむらけんじ(47)がeスポーツ界に電撃参入することになった。eスポーツチーム「SG8/SUSANOO GAMING8」の共同オーナーに就任。世界王者養成に燃えている。

 知人がSG8関係者でサポートをお願いされたこともあり参入を検討。「今はeスポーツだけで食べられない選手が多い中、みんな必死で頑張っている。何か応援できないかと思った」とバックアップを決断した。共同オーナーは1993年にストリートファイター2ターボ全国大会で優勝した中野貴博氏で、SG8には10人以上の選手が所属している。

 最大の目標は、NTTドコモが来年立ち上げる賞金総額3億円のリーグへの参入だ。16チームが参加予定で、現在選考が進んでおり、12月上旬にも決定する。リーグは、世界で累計6億ダウンロードの人気を誇るバトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」で年間を通して計100試合を闘う。

 アジアではeスポーツ人気が爆発。「韓国や中国では億単位を稼ぐプレーヤーがいる。日本は賞金面で遅れていたが、ドコモのリーグ立ち上げで劇的に変わる可能性がある」(関係者)という。日本の市場規模は昨年が60億円超えで、3年で2倍以上となる見通し。経産省では25年に市場規模約600億円、約3000億円の経済効果を目指している。

 たむけんは焼肉屋をはじめ中華料理屋、シャワーヘッド販売、中古車販売など副業で成功しており、ビジネスへの目利きはお笑いよりもシビア。eスポーツにも大注目している。本人は85年にファミリーコンピューターで大人気になったヘリコプターのシューティングゲーム「バンゲリングベイ」以来、コントローラーを握ったことがないがヤル気十分。

 「将来eスポーツの選手が子供たちのなりたい職業1位になるはず。そのためにも道を開きたい。まずはファミコンのおさらいから始める。びっくりするようなチャ~!ンピオン量産します。何としてもリーグに参入したい」と、おなじみの「チャ~!」のギャグをまじえて訴えた。

 ▼SG8 ヤマタノオロチのような世界の強豪たちと戦えるスサノオを目指すという思いを込めて命名し、20年に設立。1月に国内最大規模の大会「EVOジャパン2020」の「大乱闘スマッシュブラザーズ」SP部門2位に輝いたコメや、「ウイニングイレブン」日本2位のGENKIモリタらが所属する。「PUBG MOBILE」部門も2月に発足。

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