大阪府主催ライブに矢井田瞳ら3組が熱唱 無料で配信、吉村知事「元気を与えてもらった」

[ 2020年6月7日 18:57 ]

矢井田瞳
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 大阪府主催の無観客プロモーションライブ「大阪府文化芸術活動支援事業PRライブ ACCESS CODE OSAKA!」が7日、大阪・ミナミのライブハウス「BIG CAT」で開催され、大阪府出身のシンガーソングライター・矢井田瞳(41)、ロックバンド「KANA―BOON」「BURNOUT SYNDROMES」が登場。3組が各25分間熱唱し、ライブ映像が無料で配信された。

 企画に賛同し、出演した3組はいずれも大阪府出身。大阪のライブハウスで経験を積んで、全国区へと巣立った。2月から3月にかけて新型コロナウイルスのクラスター感染が大阪市内のライブハウスで発生。その際に施設名公表に協力した3つのライブハウスが構成する共同企業体に大阪府が事業を委託。無観客ライブ開催が実現した。

 「My Sweet Darlin’」など5曲を熱唱した大阪府豊中市出身の矢井田は「大阪出身の1人として、呼んでいただいてうれしい」と話し、「まだまだ全国的に大変な状況は続きますが。心を前向きに、皆で一緒に乗り越えていきましょう」とファンへメッセージ。最後は「明日からも頑張りや~」と関西弁で締めくくった。

 お忍びでライブ鑑賞した大阪府・吉村洋文知事(44)は矢井田の5曲にジッと耳を傾け、何度も拍手を送った。「矢井田さんの歌に元気を与えてもらいました。明日また頑張ろうという気になった」とライブ参加へ感謝の気持ちを述べた。また、ライブ後には矢井田と直接会い、「大阪のライブハウスに自分も育ててもらったのでぜひ応援したいです、とメッセージをもらった」と明かした。

 矢井田は、医療従事者ら、新型コロナウイルスと最前線で闘う人たちへの応援ソング「あなたのSTORY」を5月30日に配信リリースしたが、当初の予定通り14日に開催する無観客チャリティーライブ「J―WAVE 矢井田瞳 LIVE FOR YOUR STORY」(東京・高輪)でお披露目することにし、この日は歌わなかった。

 大阪府は営業を休止してきた府内の劇場、演芸場やライブハウス等の民間施設が、文化の発信拠点としての社会的な役割を継続できるよう、また、府民に自宅に居ながらにして文化芸術を楽しんでもらう機会を提供するため、無観客ライブ配信事業の立ち上げ、普及を支援するため「大阪府文化芸術活動(無観客ライブ配信)支援事業」をスタート。吉村知事も「第一歩を歩み始めた」と語った。

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