朝ドラ撮影現場に“巨大高級アクリル板”導入検討 反射しない!「さんま御殿」で話題

[ 2020年6月7日 06:30 ]

NHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインを務める杉咲花(撮影・西尾 大助)
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 ドラマ撮影現場での新型コロナウイルス感染対策のため、NHKが連続テレビ小説の現場に“巨大高級アクリル板”の導入を検討していることが分かった。関係者によると、今後撮影が再開される「エール」、次期放送の「おちょやん」での投入を想定。カメラで映した際に反射せず、出演者の顔の前にアクリル板があることが映像では分からない高性能。日本テレビ「踊る!さんま御殿!!」など一部バラエティーですでに導入され、テレビ業界で注目されている。

 6月に入り撮影が再開している民放ドラマの現場ではフェースシールドを使用。出演者がリハーサルまで着用し、本番は外して短時間で撮影するが、朝ドラの制作陣は「リハーサルから表情の確認をしたい」と主張。フェースシールドは使わず、アクリル板をリハーサルから配置、本番も顔の前にある状態のまま、時間がかかっても安全な状態で撮影する案が浮上している。

 家族の日常を描くのが特徴の朝ドラ。「おちょやん」ではヒロインの杉咲花(22)と父親役のトータス松本(53)らがちゃぶ台を囲むシーンが想定され、検討されているのは4人が向き合って使用できる十字形で顔がしっかりガードできる大型のもの。また、立ち話にも対応できるL字形なども構想に入っている。バラエティー番組で使われる高性能アクリル板は座ってのトーク用が約2万円、立っているシーンに対応できるものが約5万円といわれ、一般的な価格の約2倍とみられる。関係者は「朝ドラは形が特注となるのでもう少し高くなるかも」とみている。

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