坂上忍「この番組大丈夫!?」 若狭氏、賭け麻雀“テンピンはセーフ”に「はい」

[ 2020年5月25日 13:25 ]

俳優の坂上忍
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 フジテレビ「バイキング」(月~金曜前11・55)で25日、辞職した東京高検の黒川弘務検事長(63)に関連し、賭け麻雀について討論した。

 黒川氏は「訓告」処分にとどまり、6000万~7000万円といわれる退職金は給付される見通し。甘い処分の根拠について、賭けのレートが1000点で100円の「テンピン」だったからとされる。

 これについてフジテレビの平井文夫上席解説委員は「テンピンはセーフというのは昔からある話」としたうえで、「家庭内でね、少し、その家庭内で友達同士で少しやる分には、少しお金をかけてやる分にはいいんですよってことは当然ある訳ですよ」などと述べた。

 この発言には、司会の坂上忍(52)も「そういうもんなの!?」と疑問を抱き、元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(63)にコメントを求めた。

 「はい」と即答し、否定しない若狭氏に今度は元衆院議員でタレントの東国原英夫氏(62)が「“はい”じゃないですよ。法律にはちゃんと書いてあるじゃないですか!」と賭け麻雀の違法性を指摘。坂上も「法治国家っていうだったらさ…」と東国原に同調した。

 若狭氏は「もちろんそうなんですけど。賭博は賭博なんですが」と違法性は認めたうえで、「警察がテンピンぐらいの賭け麻雀を検挙し出したら恐らく手が回らない。いっぱい民間の人がその程度の賭け麻雀をやっているので事実上黙認なんです」と続けた。

 坂上が「ちょっと、この番組大丈夫なのか!?」と不安な表情を浮かべると、東国原も「ちょっと若狭先生、それは法律家として発言はいかがなものですかね。建前と本音はありますよ。でも法律上は1円たりとも金銭賭けたら賭博罪なんですよ。それはやっぱ言っていかないと」と苦言を呈した。

 若狭氏は、「法律家としては(賭け麻雀は)問題ですよ。平井さんがご指摘のようなことを受けて、実態としてそういうのがありますよということを私は指摘したに過ぎないのであって。賭博として許されるというようなことを言っているのでは決してない」と強調した。

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