元セルスターズの菊谷英二さんが死去 虚血性心疾患

[ 2020年4月29日 10:52 ]

 日本歌手協会の会員で、1972年のヒット曲「ハチのムサシは死んだのさ」などで知られる、元セルスターズのボーカル兼ギター・菊谷英二(本名・菊谷英紀)さんが27日に虚血性心疾患のため死去した。77歳。

 日本歌手協会によると菊谷さんは27日昼頃、埼玉県川口市で自身が経営する歌謡スナック「ハチのムサシ」の店先の玄関で倒れているところを清掃のため出勤した従業員が発見し、通報。その後、病院の調べで27日午前1時頃に虚血性心疾患で亡くなったことが判明した。

 前日までは体調も良く、セルスターズのメンバーだった村部レミと電話で「コロナで店はダメだけれど、復帰を願って頑張ろうね」と話したばかりだったという。

 菊谷さんはグループ・サウンズ「ルビーズ」の一員として67年に「さよなら、ナタリー」デビュー。68年にセルスターズのリーダーだった平田隆夫さんが同グループを結成した際に参加し、71年8月に「悪魔がにくい」でレコードデビュー。その後、77年に解散し、平田さんと埼玉・西川口に音楽パブ「ハチのムサシ」をオープンしていた。往年の歌手たちを集めたステージなどを精力的に行っていたという。

 通夜は5月1日午後6時、告別式は5月2日午前11時から、いずれもセレモニー西口ホール。

続きを表示

2020年4月29日のニュース