【ブルーリボン賞】作品賞「翔んで埼玉」 武内監督、ディスって栄誉「冗談かと思った」

[ 2020年1月28日 05:30 ]

作品賞の「翔んで埼玉」武内英樹監督
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 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京7紙の映画記者で構成)が選ぶ第62回ブルーリボン賞(19年度)の各賞が27日、決定した。作品賞はローカルの熱気が全国に飛び火し、社会現象となった武内英樹監督(53)の「翔んで埼玉」が射止めた。

 “埼玉ディスり”が話題となり、興行収入37.6億円のヒットを記録。武内監督は受賞の知らせに「冗談かと思った」と笑った。興収のうち10億円以上が埼玉県での数字。「心の広い人が多くて良かった」と話したが、コンプライアンスが重要視される時代に、一方的にさげすむ内容をコメディーとして成立させた功績は大きい。「リアリティーを感じさせないことを大切にしました。埼玉の子供が見ても傷つかないことを強く意識していました」と振り返った。次回作については「ウチの県でもやってくれという声はいただいています」とニヤリ。

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