長渕剛 急性腎盂腎炎で入院 全治2週間「絶対安静」

[ 2019年12月24日 05:30 ]

歌手の長渕剛
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 歌手の長渕剛(63)が急性腎盂(じんう)腎炎のため都内の大学病院に入院中であることが23日、分かった。

 今月17日にシネマ&ライブツアーの最終公演を千葉・舞浜で行った直後から腹部の痛みと発熱が続いた。20日に悪化し病院で診察を受けて一度は帰宅したが、再び腹部の激痛と高熱を訴えたため救急搬送され、そのまま入院した。全治2週間で、来年1月17日公開の主演映画「太陽の家」(監督権野元)の初日舞台あいさつで復帰予定という。

 この日は都内で同映画の舞台あいさつを予定していたが欠席。冒頭で関係者が登壇し、長渕の状態について「現在も絶対安静の状態が続いています」と説明した。本人は直前まで出席を望んでいたというが、医師の判断もあり欠席となったという。

 映画プロデューサーを通じ「あぁ、残念でしかたがない。そこへ行きたかった。体は病室から出ることを許されなかったけど、心はみんなと同じ場所にあると思っています」とコメント。「悔しさでいっぱいだけれど、今はしっかり治して新しい年の初日の舞台あいさつには必ず元気な姿を見せます」と回復を誓った。

 イベントでは共演の広末涼子(39)、飯島直子(51)らが出席。広末は「私たちも残念です。1月の公開初日には元気になっていただけたら」と闘病中の長渕へエールを送った。

 ▽急性腎盂腎炎 尿道の出口から侵入した細菌が尿路をさかのぼり腎盂に達することで起こる病気。吐き気、寒気を感じたり、全身の倦怠(けんたい)感などの症状がある。重度の場合には脱水による意識障害が起きることもあり、細菌が腎臓から血流に乗って全身へ広がった場合は命に関わるケースもある。

 ◆長渕 剛(ながぶち・つよし)1956年(昭31)9月7日生まれ、鹿児島県出身の63歳。77年デビュー。レコード会社を移籍した78年にシングル「巡恋歌」を発表。80年代に入ると、「順子」「勇次」「乾杯」などヒットを連発。俳優としても活躍し、88年の主演ドラマ「とんぼ」は同名の主題歌とともに大ヒットした。

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