「いだてん」第2部スタート第25話は8・6% 20週連続1桁

[ 2019年7月1日 10:09 ]

大河ドラマ「いだてん」の発表会見で記念撮影をする(左から)阿部サダヲ、中村勘九郎、脚本の宮藤官九郎氏(2017年4月3日撮影)
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演するNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の第25話が6月30日に放送され、平均視聴率は8・6%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが1日、分かった。第25話は第2部のスタートだった。

 「いだてん」は初回15・5%で、0・1ポイントながら前作「西郷どん」の初回15・4%を上回ったが、第2話は12・0%と大幅3・5ポイント減。第3話13・2%、第4話11・6%、第5話10・2%と推移し、第6話で9・9%と“史上最速”で1桁に陥落。その後も1桁の“低空飛行”を続け、第16話で大河ドラマ史上最低視聴率となる7・1%を記録。第22話でさらに0・4ポイントダウンの6・7%とワースト記録を更新するなどし、20週連続の1桁視聴率となっている。

 大河ドラマ58作目の「いだてん」は、86年「いのち」以来33年ぶりの“近現代大河”。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤氏が大河脚本に初挑戦。オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(71)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用した。

 第25話は「時代は変る」で、いだてん後半の主人公がいよいよ登場する。四三(勘九郎)がまさかの3度目のパリオリンピックに出場し、負けて帰って来た報告会で「負けちゃ意味がない」と息巻く若者が現れる。田畑政治(阿部サダヲ)である。30歳で死ぬと予言され、体の弱かった彼は、自分が生きている間に日本水泳を世界レベルに引き上げようと血気盛ん。朝日新聞に記者として入社し、政治家の大物・高橋是清(萩原健一)にも接触。震災不況でオリンピック参加に逃げ腰の治五郎(役所広司)や金に厳しい岸清一(岩松了)も驚く大量の資金援助をとりつけてみせる…という展開だった。

▼「いだてん」視聴率推移

1月6日 15・5%
13日 12・0%
20日 13・2%
27日 11・6%

2月3日 10・2%
10日  9・9%
17日  9・5%
24日  9・3%

3月3日  9・7%
10日  8・7%
17日  8・7%
24日  9・3%
31日  8・5%

4月14日 9・6%
 21日 8・7%
 28日 7・1%

5月5日  7・7%
12日  8・7%
 19日  8・7%
 26日  8・6%

6月2日  8・5%
  9日  6・7%
 16日  6・9%
 23日  7・8%
 30日  8・6%

※ビデオリサーチ調べ、関東地区

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2019年7月1日のニュース