三浦大知 新曲はKoki作曲、初のシングル提供 国民的歌手×新星モデル異色コラボ

[ 2019年4月10日 05:35 ]

Koki,作曲の新曲リリースが決まった三浦大知
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 三浦大知(31)の新曲「片隅」(6月12日発売)の作曲を木村拓哉(46)工藤静香(48)夫妻の次女でモデルのKoki,(コウキ、16)が手掛けていることが9日、分かった。

 10日スタートの日本テレビドラマ「白衣の戦士!」(水曜後10・00)の挿入歌に起用されており、同日放送のドラマ内でお披露目される。

 三浦が新曲制作の過程で、複数の作曲家から寄せられたデモ音源を聴いていたところ、メロディーの美しさに引かれて選んだのがこの曲だった。後にKoki,が作曲したものと分かり、本人と会って正式に“タッグ”を組んだ。Koki,の印象について「真っすぐで芯があってとても素敵。一緒に音楽を作ることができて凄くうれしかった」と回想。自ら作詞し、旋律の美しいミディアムナンバーに仕上がった。

 Koki,はこれまで、工藤に3曲、中島美嘉(36)に1曲を提供してきたが、シングル曲は初めて。幼少期からピアノとフルートを習い、7歳で曲を作り始め、今作をピアノで作曲。三浦の音楽プロデューサーで所属事務所「ライジングプロ・ホールディングス」の平哲夫社長は「メロディーが良く、コード(和音)の使い方もプロをうならせた。彼女の曲を存分に生かした歌に仕上げました」と、こだわり抜いて制作したことを明かした。

 三浦は2月に天皇、皇后両陛下の前で歌唱。国民的歌手として広く認知されており、注目の新作となる。三浦とのコラボを熱望するアーティストが続出する中、Koki,は「楽曲を選んでくださり、大変感激しています。三浦さんの声がとても好きなので、自分の曲に息を入れていただき光栄です」と喜びを語っている。

 ◆三浦 大知(みうら・だいち)1987年(昭62)8月24日生まれ、沖縄県出身の31歳。Folderのメインボーカルとして97年にデビュー。05年に「Keep It Goin’ On」でソロデビュー。12年に初の日本武道館公演を開催。NHK紅白歌合戦に2回出場。15年に一般女性と結婚し、16年12月に長男が誕生した。

 ◆Koki,(コウキ)2003年(平15)2月5日生まれ、東京都出身の16歳。都内のインターナショナルスクール在学。昨年5月に「エル・ジャポン」の表紙でモデルデビュー。同8月に史上最年少で「ブルガリ」のアンバサダーに就任。日英仏の3カ国語を話す。好きな歌手は美空ひばりさん、エラ・フィッツジェラルドさん。1メートル70。

 【三浦の主なコラボ】
 ▼星野源 昨年8月に配信リリースした「アイデア」のミュージックビデオのダンスシーンを三浦が担当。他のアーティストの振り付けを手掛けるのは初めてだった。
 ▼満島ひかり 三浦の昨年2月の日本武道館公演にゲストで出演。男女ユニット「Folder」(97~00年)以来、18年ぶりにライブ共演。
 ▼絢香 三浦との共演曲「ハートアップ」を絢香名義のシングルで昨年2月に発売。小林武史氏がプロデュース。
 ▼May J. ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のテーマソング「輝く未来」を三浦を客演に迎えてカバー。15年11月発売の「May J. sings Disney」に収録。
 ▼菅原小春 三浦の「Unlock」(15年2月)のダンスコラボビデオで「男女トップダンサーの共演」と話題に。

 【三浦大知最近の活動】
 三浦は2月24日、東京・国立劇場で行われた「天皇陛下在位30年記念式典」で天皇陛下が作詞、皇后さまが作曲された「歌声の響」を記念演奏した。両陛下の前で歌う姿がNHKなどで生中継され、ネット上で「鳥肌が立ちました」「感動しました」「踊らなくても凄い」など称賛の声が相次いだ。
 最近の快進撃はめざましい。空前のダンスブームの中、若者の間で一流のダンススキルが“神格化”。17年に初出場したNHK紅白歌合戦では、音楽がない静寂の中でダンサーと踊る「無音シンクロダンス」が目玉の一つになった。
 昨年4月には、日本を代表するアーティストとして国際放送「NHKワールドJAPAN」のキャンペーンキャラクターに起用された。同年の紅白にも出場。長く不遇の時代が続いた男性ソロシーンを盛り上げる立役者にもなった。

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