辰巳琢郎 府知事選出馬要請「正式にお断り」SNSで報告「政治は、政治に向いた方が…」

[ 2019年3月11日 11:09 ]

辰巳琢郎
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 俳優の辰巳琢郎(60)が11日、自身のフェイスブックを更新し、大阪府知事選への出馬要請を正式に断ったことをあらためて報告した。

 松井一郎大阪府知事(日本維新の会・大阪維新の会代表)と吉村洋文大阪市長が辞職し、市長選と知事選に入れ替わり出馬するダブル選(4月7日投開票)。大阪市出身の辰巳は、自民党から知事選候補として立候補を要請されていた。

 辰巳はこの日の投稿で「昨日の深夜、大阪府知事選への出馬を正式にお断りしました」と報告。まずは「『光栄なことだと思ってます』と、毎日新聞の取材に答えてしまったことが、騒ぎを大きくした原因だと反省しています。申し訳ありません。自民党サイドにも、過度な期待を持たせてしまいました」と謝罪しつつ「ただ、オファーがあれば誠意を持ってお話を伺うのが、これまで通りの僕のポリシー。正面から向き合いました。そして数日間悩み、友人知人に相談し、家族とも話し合って出した結論です」と、断りを入れるまでの経緯について記した。

 「大阪愛は人一倍持っているつもりです。今回のW選そのものへの批判はあれ、大きな意味では支持しています」としながらも、今回、「大阪都構想」への是非をめぐって再び府民を対立させることへの違和感を覚えていたことも告白。昨年還暦を迎えたことから、論語の「耳順」にも触れ「天の声に従えということだと理解しています。出馬するのは自然なことではないとの天の声が聞こえた、と捉えていただいくのも良いかもしれません」とも説明した。

 昨年就任した『日本のワインを愛する会』の会長としての役割や、自身で企画したテレビ番組を続けること、公演や映画が控えていることもあり「スポンサー各社への責任もきちんと果たさなければなりません」とつづり、「政治は、政治に向いた方がやるべきだと改めて思います」と持論を示した。

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2019年3月11日のニュース