赤木春恵さん通夜 武田鉄矢、藤田朋子ら参列 ひつぎには“楽屋のれん”がかけられ…

[ 2018年12月3日 20:14 ]

赤木春恵さん通夜で手を合わせる武田鉄矢
Photo By 提供写真

 11月29日に心不全のため、94歳で亡くなった赤木春恵(あかぎ・はるえ、本名小田章子=おだ・あやこ)さんの通夜が3日、東京都杉並区の築地本願寺和田堀廟(びょう)所で営まれ、約700人の弔問客が足を運んだ。“渡鬼ファミリー”はじめ多くの著名人が、芸能界で「お母さん」「ママ」と慕われた赤木さんとの別れを惜しんだ。

 祭壇には赤木さんが好きだったトルコ桔梗、カーネーションなど約5000本の花や、お気に入りの舞台写真、紫綬褒章、勲四等宝冠章などが飾られた。遺影は87歳ごろに撮影した白いカーディガンを羽織った赤木さんが微笑むものだった。ひつぎの上には片岡千恵蔵さん、森繁久彌さん、森光子さんからもらった楽屋のれんがかけられた。戒名は圓優院釋尼春慧(えんゆういんしゃくにしゅんえ)。

 「渡る世間は鬼ばかり」や連続テレビ小説「おしん」のテーマ曲が流れる中、コシノジュンコ氏、武田鉄矢、大和田獏、藤田朋子、沢田雅美、川崎麻世、コロッケ、松本明子、えなりかずきらが参列した。

 4日午後1時から同会場で営まれる葬儀・告別式では、弔辞を葬儀委員長を務める演出家でTBSプロデューサーの石井ふく子さんと、俳優の里見浩太朗、大空真弓が読む。

 ◆赤木 春恵(あかぎ・はるえ=本名小田章子=おだ・あやこ)1924年(大13)3月14日生まれ、旧満州出身。NHK「となりの芝生」「おんな太閤記」など100本以上のドラマや舞台に出演。講演活動なども行った。87年菊田一夫演劇賞。93年紫綬褒章、98年勲四等宝冠章。14年毎日映画コンクール女優主演賞。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月3日のニュース