赤木春恵さん通夜 “孫”えなりかずき涙「小さいときから守ってくれた」「役柄と真逆で優しい人」

[ 2018年12月3日 18:55 ]

<赤木春恵さん・通夜>囲み取材に応じる(左から)えなりかずき、大和田獏、藤田朋子、沢田雅美(撮影・村上 大輔)
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 11月29日に心不全のため、94歳で亡くなった赤木春恵(あかぎ・はるえ、本名小田章子=おだ・あやこ)さんの通夜が3日、東京都杉並区の築地本願寺和田堀廟(びょう)所で営まれ、多くの弔問客が足を運んだ。“渡鬼ファミリー”はじめ多くの著名人が、芸能界で「お母さん」「ママ」と慕われた赤木さんとの別れを惜しんだ。

 「渡鬼」シリーズで孫・眞を演じた俳優えなりかずき(34)は「凄く寂しいです。とても優しい方で、小さいときから守っていただいた」と吐露。「役柄は意地悪なおばあちゃんでしたが、素顔は本当に真逆の優しい方で。“役柄のような性格だと思われちゃって嫌だわあ”っておっしゃっていました」と現場の思い出を振り返った。

 赤木さんが亡くなってから自宅に弔問に訪れたと明かし「寝ているようなお顔でした。普段の赤木さんと変わらない姿でした」と語った。報道陣から赤木さんへの思いを聞かれると「本当に優しい人で、誰のことも悪く言わないし…」と号泣。言葉に詰まると、隣にいた大和田獏(68)が「えなりくんはね、演技の家族ではなくて本当の家族のようだったからね」と涙するえなりを温かくフォローした。

 4日午後1時から同会場で葬儀・告別式が営まれる。

 ◆赤木 春恵(あかぎ・はるえ=本名小田章子=おだ・あやこ)1924年(大13)3月14日生まれ、旧満州出身。NHK「となりの芝生」「おんな太閤記」など100本以上のドラマや舞台に出演。講演活動なども行った。87年菊田一夫演劇賞。93年紫綬褒章、98年勲四等宝冠章。14年毎日映画コンクール女優主演賞。

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