EXIT コンプライアンスは順守!りんたろー。と兼近の異色「ネオチャラ」キャラ

[ 2018年11月13日 11:00 ]

ポーズを決める「EXIT」のりんたろー。(左)と兼近大樹
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 【2019売れる芸人(1)】芸能界の新たな潮流に焦点を当てた連載「NEXT」。13日からは来年ブレーク間違いなしのお笑い芸人を厳選して紹介します。第1回は、チャラ男なのにコンプライアンスを順守する異色の漫才で人気急上昇中の「EXIT(イグジィット)」です。

 チャラチャラした見た目で「シクヨロ〜」「マジ卍」と軽い言葉の応酬。そこに常識をわきまえたツッコミが入ると観客は爆笑。掲げるテーマは「ネオチャラ」だ。

 りんたろー。(32)と兼近大樹(27)の2人組。1月に結成したばかりだが、史上最速の結成4カ月で218席の「ヨシモト∞ホール」単独公演が完売。今月11日の458人収容の「ルミネtheよしもと」も超満員。14日には楽曲「ネオチャラ」を配信開始するなど勢いブチ上げ中だ。

 チャラ男キャラはオリエンタルラジオの藤森慎吾(35)という前例がある。なぜこれほど急速に人気を集めているのか。ファンの男性は「金髪で軽そうなイケメンの兼近が実はとても素朴で真面目なのが垣間見えるところが、なんとも言えずおかしい」という。

 経済的に恵まれず育った兼近。「クリスマスには枕元に“サンタです。来ました”という手紙だけが残っていた」という。イケメンでモテそうだが「全然です」。いわゆる「リア充」とは対極だ。

 「“チャラ男に見えてまっとう”というキャラは売れた後の次の狙いだったんですけどね…。チャラ男だけで当分イケると思ったんですけど、息が短くなっちゃったんじゃないかな」とあっけらかんと笑う。

 一方のりんたろー。は“リアルチャラ男”。深酒の末に遅刻したり、女性にもモテる。こちらもツッコミという真面目な役どころから「最近は一本気と思われてる」と苦笑い。単にチャラいだけじゃない魅力からか、2人が当初狙ったギャル層に加え男性や家族連れら幅広く支持を集める。

 実は2人とも前のコンビで相方の不祥事などが絡んで解散を経験。苦労からの“脱出口”にもなりそうだ。

 ◆EXIT(イグジィット)元ベイビーギャングのりんたろー。=1986年(昭61)3月6日生まれ、静岡県出身の32歳と、元ぷりずん。の兼近大樹(かねちか・だいき)1991年(平3)5月11日生まれ、北海道出身の27歳。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。昨年のM―1グランプリに仮コンビのSCANDALとして挑戦し、3回戦に進出。今年1月に正式にコンビとなった。

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2018年11月13日のニュース