71歳小田和正 40万人ツアー完走に感無量「この日迎えることできた」

[ 2018年11月1日 06:00 ]

横浜アリーナのステージで歌う小田和正
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 シンガー・ソングライターの小田和正(71)が31日、横浜アリーナで、全国ツアーの最終日を迎えた。ツアーは、70歳を超えた日本人アーティストとして最大規模。5月4日に熊本でスタートし、全国21会場48公演で計約40万人を動員(6月の大阪の2公演は地震の影響で来年1月に延期)した。

 約1万2000人の観客に「完走できるだろうか?と、ここまで思ったことは、これまでなかったけれど、この日を迎えることができた」と感無量の表情であいさつした。

 しかし、これで小田の疾走は終わらず、来春に追加公演(アリーナ規模)を行うことをアンコールで発表。詳細は後日発表されるが、小田は「このツアーでチケットを取れなかったお客さんがかなりいた。来年もよろしくお願いします」と話した。

 小田の魅力は、透明感のあるハイトーンボイス。喉の調子を維持するため、今回のツアーで初めて取り入れたのが、本番前に行うラジオ体操第1と第2、腹筋だった。

 関係者は「ラジオ体操などは、体全体を温めた方が声が出やすくなるということから、ツアーの半ばから始めた。おかげでツアーを乗り切ることができた」と明かした。

 健康面を支えたのがストイックな生活。ツアー中も、いつものようにスポーツジムに通って走り、暴飲暴食を避けた。

 この日も余力は十分。特別にハロウィーンにちなんだ楽曲「ア・ソーリン」(ピーター・ポール&マリー)をギターの弾き語りで披露。「渋谷はいただけない。ちょっと渋谷は違う」と街の騒ぎを皮肉る言葉も加えた。

 約3時間で「ラブ・ストーリーは突然に」「さよなら」など計31曲を披露。最後は若々しく「また会おうぜッ!」と叫んでステージを後にした。

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2018年11月1日のニュース