俳優・常田富士男さん死去、８１歳　「まんが日本昔ばなし」で温かい語り

死去した常田富士男さん
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　テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」の声優として知られた、俳優の常田富士男（ときた・ふじお）さんが１８日、脳内出血のため東京都内の病院で死去した。８１歳だった。長野県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男青児（せいじ）氏。

　１９３７年（昭和１２）生まれ。高校卒業後、劇団民藝の養成所に入所。６３年、黒沢明監督の映画「天国と地獄」「赤ひげ」（６５年）などに出演。６９年に故米倉斉加年さんらと劇団青年劇場を結成。日本テレビ系「巨泉・前武のゲバゲバ９０分！！」などに出演し、とぼけたキャラクターで人気を得ると、７５年に始まった「まんが日本昔ばなし」では市原悦子とともに、登場人物すべてのキャラクターを演じた。ほかの出演に、映画「楢山節考」「うなぎ」、アニメ映画「天空の城ラピュタ」のポムじいさん役など。

　８６年に第４回日本アニメ大賞声優部門特別演技賞を受賞。