小遊三が明かした歌丸さん“最後の小言”「俺が死にそうなのにてめぇたちは…」

[ 2018年7月4日 05:30 ]

会見した(左から)春風亭昇太、三遊亭小遊三、桂米助、桂歌春。撮影:是枝慶子。撮影地:芸能花伝舎。
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 日本テレビ「笑点」で歌丸さんと共演した三遊亭小遊三(71)、弟弟子の桂米助(ヨネスケ、70)らが3日、都内で会見した。

 小遊三は「本当に寂しい」としんみり。歌丸さんと最後に会ったのは先月26日。会長を務める落語芸術協会の今後を熱く語っていたといい、「そんなに力まないでと、早々に退散しました。急に悪くなるとは…」と言葉を詰まらせた。会話ができたのは同30日までで「弟子に“俺が死にそうなのに、てめぇたちは来ねえ!”と最後の小言を言った」と笑いながら明かした。

 死の淵に立っても、歌丸さんの笑いの本能は健在だった。危険な状態になった4月29日、入院先を見舞った米助が大声で呼び掛けた。すると数日後に持ち直した歌丸さんが「死にそうな感じがしたんだけど、誰かが大きな声で呼ぶから戻ってきた」と笑ったという。努力と研さんを惜しまなかった歌丸さんを、米助は「野球で言えば、王貞治で、長嶋茂雄です」と称えた。

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2018年7月4日のニュース