菊水丸 盆踊りツアー出陣式 25年大阪万博での“河内音頭”披露を宣言

[ 2018年6月24日 20:25 ]

「河内音頭・盆踊りツアー2018」の出陣式に臨んだ河内家菊水丸(中央)
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 伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(55)が24日、大阪市内で「河内音頭・盆踊りツアー2018」の出陣式を開いた。

 菊水丸は今年の盆踊りツアー用衣装で登場。貴乃花親方(45)、大村崑(86)、西川きよし(71)らゲストからエールを送られる中、「2025年大阪万博決定音頭」を熱唱した。現在開催誘致中だが、菊水丸自身の中では“開催決定済み”。大阪万博が開催された場合には、期間中の25年8月25日に万博・お祭り広場での“河内音頭”披露を宣言した。

 1970年に大阪・千里で開催された大阪万博を小学1年で迎えた菊水丸。「母に連れられて4、5回は行った」という。当時はまだ、音頭とりの修行中で、70年万博開催中に催された盆踊りを客席で観賞。だが、阿波踊り、花笠音頭、民謡などが流れたが、河内音頭は最後まで出ず終いだった。「寂しい思いをした。(次回は)自分が盆踊りで河内音頭をやってみせる」と誓いを立てた。

 すでに大阪府・松井一郎知事(54)には打診済み。「25年8月15日、(盆踊り開催の)舞洲か咲洲の舞台の上にいるでしょう。集大成にしたい」と宣言。今年も関西を中心に東北地方まで足を伸ばして100カ所前後の盆踊りに出演予定。その各地で大阪万博開催をアピールして回る予定で「(大阪万博に)興味のない方にも知ってもらえれば。あとは正式決定を待つだけ」と鼻息も荒い。自身は13年12月に「甲状腺乳頭癌のステージ4。手術しなければ余命半年」と宣告されたが手術に成功。「あす(25日)で手術から5年半。感無量です」と体調への不安も吹っ飛ばすほど気合い十分だ。

 18日に起こった大阪北部地震については「阪神大震災の時も東日本大震災の時もでしたが、芸能の出番が来たら、心のケアが必要になったら、我々なりに皆さんに元気になってもらうために頑張ります」と時期を見て、被災者への支援活動をする構えだ。

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2018年6月24日のニュース