Hey!Say!JUMP岡本圭人が活動休止 米演劇学校へ2年間留学 脱退否定も9月から8人体制

[ 2018年6月24日 04:00 ]

 Hey!Say!JUMPの岡本圭人(25)が、9月から米国の演劇学校に2年間留学するため、活動休止することが23日、分かった。8月中旬以降に渡米する。昨年上智大を中退し、目標だった「仕事と学業の両立」を果たせなかったことを後悔。グループ躍進の陰で個性を発揮できない現状にも悩んでいた。自分を変えるための決断となった。

 ジャニーズ事務所はスポニチ本紙の取材に「留学、活動休止は事実」と認めた。その上で脱退、退社については強く否定。JUMPは9月から2年間、8人体制で活動する。

 事務所によると、3月に岡本から事務所と他メンバーに留学志望の申し出があった。協議を重ね、自身の成長に懸ける岡本の熱意を感じたメンバーは前向きに承諾。「自分たちは命懸けでグループを守り大きくするから、帰る場所がないというくらいの覚悟を持って学んできてほしい」と声を掛けたという。

 留学先は「アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ」のニューヨーク校。133年の歴史を誇る米国最古の演劇分野の専門教育機関で、ロバート・レッドフォード(81)やアン・ハサウェイ(35)ら名優を輩出している。岡本は5月末に現地で一人芝居のオーディションと面接を受け合格。9月から演技、歌唱などを学ぶ。

 決断の背景について、事務所は「己に甘い自分を変えたい思いが強まった」と語る。JUMPは昨年デビュー10周年を迎え、3大ドームツアーを行ったほか、NHK紅白歌合戦に初出場。メンバー個々の活動も増えるなど躍進した。

 一方で岡本は目立った個人活動がなかった。元男闘呼組メンバーの岡本健一(49)の長男で、06年にジャニーズ事務所に入所。9歳から5年間の英国留学で身に付けた語学力や、父譲りのギターなど特技もあって周囲の期待も大きかったが、「グループ内で個性が埋没していた」とテレビ局関係者は指摘する。

 また12年に入学した上智大を昨年夏、退学し、目標だった学業との両立ができなかったことも影響。「全て中途半端のまま繁華街で飲み歩くなど生活の乱れも取り沙汰され、見かねた父や周囲が警告したこともあった」(同関係者)という。

 岡本は、「自分に甘いままではグループの力になることはできない。自分を変えなければならない思いを強くした」と話しているという。成長して戻ってくる日が待たれる。

 ≪過去には赤西仁、今井翼…渋谷すばるも今後予定≫ジャニーズでは、06年に元KAT―TUNの赤西仁(33)が米ロサンゼルスに半年間、語学留学した。翌07年にグループに復帰したが、10年に脱退した。関ジャニ∞の渋谷すばる(36)は今年4月に年内のグループ脱退と事務所退所を表明。その理由を「海外で音楽を勉強したい」と説明した。タッキー&翼の今井翼(36)は07年にフラメンコを習うためスペインに留学している。

 ◆岡本 圭人(おかもと・けいと)1993年(平5)4月1日生まれ、東京都出身の25歳。「Hey!Say!7」としての活動を経てHey!Say!JUMPの一員として07年にCDデビュー。11年、TBSドラマ「3年B組金八先生ファイナル」で俳優デビュー。血液型O。

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