樹木希林 映画で学んだ夫婦円満の秘けつ「もう遅いですけど」

[ 2018年5月19日 16:04 ]

映画「モリのいる場所」初日舞台あいさつに登場した(左から)池谷のぶえ、樹木希林、山崎努、沖田修一監督
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 俳優の山崎努(81)と女優の樹木希林(75)が19日、都内で行われた映画「モリのいる場所」(監督沖田修一)の初日舞台あいさつに出席した。

 同作は画家の熊谷守一夫婦の一日を描く作品。樹木にとって山崎は文学座の先輩だが、今回が初共演。樹木は「至福の時間でした。まさか山崎さんの奥さんをやらせていただけるなんて」と喜び、「(オファーは)電話一本だったんですが、山崎さんが熊谷守一の役ですって聞いて『どんな役でもいいです。やらせていただきます』って言いました。そういう時間をいただけて本当に感謝しています」と語った。山崎は撮影時の思い出を聞かれると「しょっちゅう暑さに負けてぐったりしていると、樹木さんが励ましてくれて、(後輩なんですが)立場が逆転して現場をリードしてもらっていました」と笑顔を見せた。

 また映画の内容にちなみ夫婦生活を長く続ける秘訣を問われる場面も。樹木は夫でミュージシャンの内田裕也(78)とは結婚45年、別居43年ということもあり、「「私にはしゃべる資格まったくない」と語り、苦笑い。「でも守一さんの奥さんをやらせていただいてわかったことは夫の言葉を『それは違う、そうじゃない』って否定することを一切しない、まずは『はい、そうですか』って言ってみる。それを映画を撮り終えて学びました。もう遅いですけど」と話して、笑いを誘っていた。

 イベントにはほかに池谷のぶえ(46)、沖田修一監督が出席した。

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2018年5月19日のニュース