マッチ沈痛 西城さん宅弔問「秀樹さん、最後の最後まで格好良かった」

[ 2018年5月19日 05:00 ]

死去した西城秀樹さん
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 急性心不全のため16日に63歳で亡くなった歌手西城秀樹(さいじょう・ひでき、本名木本龍雄=きもと・たつお)さんの訃報から一夜明けた18日、芸能界は悲しみに包まれた。弟分として可愛がってもらった近藤真彦(53)は西城さん宅を弔問に訪れ「最後の最後まで格好良かった」と追悼。今月26日の葬儀・告別式では盟友の野口五郎(62)が弔辞を読むことが決まった。

 近藤はこの日、西城さん宅を弔問に訪れた。その後、マスコミ各社に宛てたファクスで「直接お会いして、しっかりとお別れができました。秀樹さん、最後の最後まで格好良かったです」と報告した。

 西城さんとはかつて同じレコード会社に所属。同じスタッフがついたことや、TBSの音楽番組「ザ・ベストテン」などでたびたび共演したこともあって公私で親しかった。宴席をともにすることも多かったという。気の置けない関係で「若い頃に、良いことも悪いことも教わり、いろいろなところに連れて行ってもらいました。楽しい思い出ばかりです」と回想。「悪いこと」の具体的な内容については「2人だけの秘密にさせてください」と胸の内にしまい、2人の関係の深さをうかがわせた。

 関係者によると、西城さんの遺体は自宅リビングのベッドに安置され、ステージ衣装の真っ赤なシャツ姿。子供たちが「どれが格好いいかな」と選んだもので、ズボンや靴下まで西城さんが一番好きだった赤で統一されているという。胸元にはいつも身に着けていた金色のネックレス。焼香台には大好きだった缶ビール2本、西城さんと母親のツーショット写真などが置かれた。

 生前メーク嫌いだった西城さんに死に化粧が施される際は、美紀夫人が「パパちゃん、ごめんなさいね。メーク嫌いかもしれないけど、お顔きれいにしますよ」と声を掛けていたという。

 西城さんは4月14日の栃木・足利での同窓会コンサートを最後に同25日に自宅で倒れて以降、偶然にも仕事が入っていなかった。関係者は「プロ根性が凄い人なので、最後は仕事を気にせずに家族との時間を過ごせてよかった」と話した。

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2018年5月19日のニュース